
- 作者: 長塚京三
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1999/07
- メディア: 単行本
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俳優の人のエッセイをまとめたタレント本、かと思えば大間違いで、いまどきめずらしくレトリカルな文章。読みにくいといえば読みにくい。なので何日か読んでいたのだけれど。俳優修業、というので演技論があれこれ書いてあるかと思いきや、たぶんそういう本ではなくて、幼少期の回想とか、父親や母親のこととかがいろいろ書いてある。戦後すぐ生まれで、69年にパリに留学してそこでなぜかジャン・ヤンヌの映画に出演したりしてたのだけれどそういうことが詳しく書かれているわけでもなくて、この本を見てるとただパリでうろうろしてただけに見える。