きのうは亀田兄弟を見ることにしてM−1は録画していた。ていうか、出場者の面子を見ていまいちくるものがなかったってのがある。亀田兄弟がおわっても、すぐにM−1を見ねばという気にもならなかった。で、夜中になんとなくwebにつないだら、笑い飯の優勝ってのが出ていて、あ、そうなんや、ってかんじ。そんで、結果もわかったしよけい見る気が低下してて、見ずに消そうかなあと思っていたけど、なんとなしに、適宜早回しでとばしつつ見てみたら、やはり勝負はおもしろかった。
結論的に、笑い飯はおもしろくなかったけれど、笑い飯の優勝で正解だっただろうと思った。最後に笑い飯にとらせてやった、という言い方はちょっとちがうわけで、笑い飯が最初に彗星のごとく現れて高評価だったからM−1がいままで続いたっていう言い方だってできるわけである。最初出てきたときはなにがいいのやらさっぱりわからんかったたんなるそのへんのあんちゃんみたいなかんじと思っていたが、途中から、妙にシニカルでクールなところがでてきて、ちょっといいかもと思い始めた。
そりゃおもしろかったのはスリムクラブだったし、もしM−1がラストじゃなかったら、スリムクラブを優勝者の一員に入れても、かまわんかったと思うけど、ラストというとちょっとちがうかなあ、と。本人が言ってたように、「セキュリティが甘かった」のに乗じてスルリと入ってきて、だれもがあっけにとられながら笑っていた、笑いながら「これは本物なのか?」と複雑な気持ちでもいた、得体の知れないコンビを、最後の優勝者として世の中に送り出すわけにはちょっといかんだろう。
笑い飯が優勝で、よかったなと思ったし、なんか賞金の板をようやくもらった西田の顔を見ていたらなんだかんだいってちょっとじわっときた。