通勤電車で読む『貧困を救えない国 日本』。厚いけど読みやすい対談だし、これは学生さんに勧めようかな。

貧困を救えない国 日本 (PHP新書)

貧困を救えない国 日本 (PHP新書)

『子どもの貧困』『弱者の居場所がない社会』の著者の人と、『されど愛しきお妻様』の著者の人(というかまぁ『最貧困女子』の、ということなんでしょうけど)の対談。
電車で読む『子どもの貧困』。これは学生さんにお奨めの本。 - クリッピングとメモ
通勤電車で読む『若者が無縁化する』『弱者の居場所がない社会』。 - クリッピングとメモ
通勤電車であっさり読んだ『されど愛しきお妻様』。発達障害の奥さんを持つルポライターの人が脳梗塞になっていろいろ考えたという話。おもしろかった。 - クリッピングとメモ
厚いけど、対談だし読みやすかったし勉強になった。『されど愛しき』のほうの人が、やたら貧困と発達障害や精神的な疾病とを結びつけたり、また「脳に傷がつく」みたいな言い方をしたりするのは、ちょっとどうなのかと思うけれど(まぁ、この人じしんが高次脳機能障害当事者かつ発達障害当事者家族ということで、その辺の言い回しにかんしてついつい軽く使っちゃうところはあるかもだけれど)。学生さんに勧めてもいいのではないだろうか厚いけど。