そういえば、引用を『社会主義の誤解を解く』から。

そうそう、ちょっとなるほど、とひざを打ったところがあったのだった。
本筋とはあんましかんけいないところの註にいわく。ヨーロッパ人が経験した最悪の戦争は、第二次世界大戦よりも、むしろ第一次世界大戦であった、云々。のつづきで:

一方、アメリカ人が経験した最も犠牲者の多い戦争は、1861年に自国内で起きた南北戦争である。南北戦争と比べれば、各対外戦争によるアメリカ人の犠牲者は大幅に少ないのだ。アメリカ人の戦争観の背後には、この歴史的事実が横たわっていることを忘れてはならないだろう。

ま、例によってきわめて単純化された断言だけれど、それが「そうだよなあ」と思わせるところが、らしい。

社会主義の誤解を解く (光文社新書)

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