『ネットがあれば履歴書はいらない』読んだ。これがいわゆる、必死だな、というやつなのかなあ、というのが感想。

ゴールデンウィークである。今年は3連休ずつに分断されているのでいまいちなのだけれど、いっこめの連休でプチ帰省もしたので、それでゴールデン感は達成したことになって、にこめの連休はじみにすごしている。で、散歩にでかけ、駅のところの大きな本屋さんで、何冊かと、あと探していた新書があったので購入。
で、探していた新書というのがこれで、学生さんに勧めるかもしれない新書を物色していた時に気になってたもので、『キュレーションの時代』の著者の人の別の本。ライフログ系の本を学生さんに読ませたいというのがあって、この本はどうだろう、と。ところが、あちこちの本屋でさがしても、宝島社新書って扱いが薄いねえ。なので、なかなか入手できないで、そうなるとなんとなくプレミア感っていうか読みたい気持ちが高まったりもしたのだけれど。
ま、読んでみたらすぐ読めて、うーん、べつに学生さんたちに勧めるという本ではないなあ、という感想。ツイッターやってブログ書いてあれやってこれやって、自分の名前を検索に載せて広めよう(セルフブランディング、ということで、まぁなんていうか売名?っていうこと?かな?)、という。まぁ、やりたい人はやるといいでしょうけど、というかんじ。ツイッターで「フォロワー」を増やしたい?かなんかでどうすればいいかというと、感度のいい人をフォロー?して、よさげな記事をリツイート?しているうちに自分の名前も広がる(キュレーションの時代だけに)、みたいな。それでツイッターで間口低く読者を引き込んで、ブログに導いて、どうのこうの、みたいな。えー、これいわゆる、必死だな、というやつかなあ、と。
わたくしはとにかく人間関係めんどくさいのでツイッターとかmixiとか手を出さないし、ここにコメントをいただくことがあっても方針として返事を書かないで失礼してるし、誰かに言及されてるかどうかはけっこう気になるけれど、ごくたまに言及されてもそれ以上こっちから絡んで行ったりしない。以前みたいに話題のニュースの感想を頻繁に書いたりも(そういう課題を毎週学生さんに出していた授業を担当しなくなったこともあって)しなくなったので、いよいよ世間様との接点をなくしている。ま、そのぐらいの湯加減でちょうどなかんじ。たまに間違えて検索サイトからたくさん人が飛んできてしまうことがあってめんどくさくなりそうだったらその記事は消します。自分の備忘録と気散じのためにやってるのにめんどうが生じるとめんどくさいので。そのていどの湯加減で自分は安定しているので、ぎゃくにいうと、自分がやらないようにしていることをやればある程度の読者増?的なことは起こるかなあとは思わないではないけれど、それを自分はやらないわけだし、自分がやらないことを学生諸君に勧めるというつもりもない。ライフログのツールとしてたとえばブログを書く、ということは学生さんには勧めるけれど、それとネット売名とはべつだなあ、という印象。