『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話』。よい本。

大学キャリアセンターのぶっちゃけ話 知的現場主義の就職活動 (SB新書)

大学キャリアセンターのぶっちゃけ話 知的現場主義の就職活動 (SB新書)

学生さんに勧める新書本を求めて。話題になってたので気になってたのをようやく入手して(ソフトバンク新書なんで、小さな本屋さんだと意外と品薄だったような)、読んだ。面白かった。自分が読んだり、大学でキャリア教育やキャリア支援をしている教職員が読んだりするととてもいい本。いろいろな問題点や処方箋をたぶんすごくバランスよく、しかもたぶんかなりぶっちゃけて腹を割った次元で、良心的に&なっとくいくかんじで書いている。
言い換えると、この著者の人はたぶん頼りになりそう。
で、これをじゃあ学生に勧めるかというと、うーん、びみょうか、と。就職活動をする学生(や保護者)へのアドバイスみたいな章もあって、ためになりそうなのだけれど、それは後ろのほうで、この本の最初の章は大学論みたいになっていて、それは学生さんにはさしあたりハードルだろうな、と。もちろん、読めるやつはとっとと読むだろうし、その大学論みたいなところからも自分に役立つものを得るだろうけれど。