通勤電車で読む『10分で決める!シンプル企画書の書き方・つくり方』。企画書じゃないつもりにさせる工夫は悪くないかも。

10分で決める!シンプル企画書の書き方・つくり方 (DO BOOKS)

10分で決める!シンプル企画書の書き方・つくり方 (DO BOOKS)

なおも企画書本を。この本の悪くないところは、「5つつぶやくだけで企画書が書ける」というキャッチ。ツイッターのつもりで、ていうかそれより短く70文字くらいで、「1:提案したいことを一言で述べると?」とか「3:そうしたらどういうメリットがあるのかを一言で述べると?」とか、5つのお題にこたえて「つぶやく」。それをたとえば5枚の付箋に書いて、A4の紙に貼りつけてレイアウト。でそれをWordかExcelで清書すると、あらふしぎ、シンプル企画書になるよ、と。
で、まぁ、そりゃそうなわけです。企画書に必要な5つの要素(企画コンセプト、背景、想定メリット、予算、スケジュール)を書けということなので。なので、この本のキモはたぶん、「企画書じゃないつもりにさせる」ってところにあるような気がする。徹底してるのは、「Powerpoint以外で1枚企画書を作る」という節があること。つまり、企画書=パワポ、という先入観に、あえて抗ってるのである。
そうやってみると、企画書に盛り込むべき一つ一つの要素をどれだけシンプルに絞り込んで相手に伝わるように表現するか、というところに集中することができて、結果、よい企画書・よいプレゼンができる、というしくみ。それはありうると思う。