某日、非常勤先最寄りの書店で買った『キリスト教は邪教です!』。超訳ニーチェ。

キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)

キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)

以前、この本が書店に新刊で並んだ時に見かけてのけぞったものである。それで、いつかブックオフで150円ぐらいであったら買おうと思っていたが、今日に至り、けっきょく非常勤先最寄りの書店で見かけて購入、帰りの電車で読み始めて下宿で読了。
で、これ、ニーチェの『アンチクリスト』の「超訳」であって、『アンチクリスト』は大学生時代、ニーチェ好きでニーチェと名がつけば買って読んでいたころに、たしか下宿の近所の牛丼屋二階の古本店で見つけたんではなかったか、西尾幹二訳の潮文庫(!)で買って読んだ覚えがある。薄い文庫で、勢いに乗ってパッと読めてかっこよかったという印象だけ残っているわけだけれど、このたびこの「超訳」を読んで、どのぐらいちゃんとニーチェなのか、判断がつかない。というか、見かけ上は惨憺たるものなのだけれど、なにせニーチェその人がそうとう来てる状態で激越な口調で書いていた著作でもあるわけだから、読み比べてみたら意外に文意がそのままである可能性もあるかも、という。で、二冊並べて読み比べしようかと一瞬思ったけれど、まぁそこまではやらない。