正月に帰省した時に、姉に盛大にネタバレされて、ちょうどそのときにTVで放映してたのを留守録していたというのに、あーと思ってたんだが、まぁそれでさすがにすぐ見る気はしなくて、いい感じに忘れてどうでもよくなってきた頃合いに何かの本で言及されてたので思い出してそろそろと思って、見た。ネタバレのところはやはりうっすらと覚えていて、ほんとならうわーと思うぐらいの場面であーはいはいぐらいのかんじになったのはちょっと損したかんじはある。それはそれとしてこれは話のつじつまは合っているのか、というあたりが途中からよくわからなくなってきたというのはある。まぁそれもそれとして、じつは新海という監督のものは『
秒速5センチメートル』『
ほしのこえ』を以前見たときはいまいちのれなかったんやが、これはけっこうよかった。テレビで録画したやつなので冒頭に監督からのメッセージがあって、テンポを速くした的なことを言ってたんだけれど、たしかに冒頭からぶつぎれ気味にどんどん話が積み重なって、それによって以前感じたような昭和感あふれるうざい情緒みたいなのは - まぁ、画面外の独白じたいはあいかわらずなんだけれど - 断ち切られていて、君の名は、というシンプルな一点に収斂する感じがあってそのへんはよかったと思う。
『秒速5センチメートル』『ほしのこえ』みた。昭和感。 - クリッピングとメモ
あとそうそう。いちばん基本的な所として、彗星だか流星だか隕石だか、幻想的でそこがウリってぐらいのきれいな画面だったのはまったく異論なしなのですが、いずれにせよすごいスピードですごい上空っていうか宇宙空間っていうかを飛んでるはずなんで、
慣性の法則みたいなのってあるじゃないですか、なんかこう、ん?って思わなかったですかね。