通勤電車で読んだ『バルセロナのパン屋にできた リーン現場改革』。パン屋さん本で入門するトヨタ生産方式。

バルセロナのパン屋にできた リーン現場改革

バルセロナのパン屋にできた リーン現場改革

トヨタ生産方式の入門本は以前いくつか読んだ(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20161213/p2https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20161214/p1https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20161215/p1https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20161216/p1https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20170111/p1)けれど、まぁ工場の話ということで基本的には見た目の楽しさというのはまぁないわけで、しかし、この本はパン屋さん、しかもバルセロナのパン屋さんというではないですか。おもしろそうかな、と思ってみてみたけれど、まぁ、パン屋さんといってもいまや70店舗ぐらいのチェーン店になったということなので、まぁ印象はちょっとちがったところもあるけれど、しかし、トヨタ方式のはなしが、バゲットとかクロワッサンを焼いたり発酵させたりという話題で書いてあるので、まぁ楽しい。夫婦二人で始めた小さなパン屋から、いろいろがんばって拡大していき、そしてある時からリーン改革を導入してあれこれうまくいって現在に至る、みたいなはなし。実際に具体的に何をどうしたみたいな話はじつはさほど書いてなくて(それはたぶんこまごまとしたことなので)、しかし、ある日決断してリーンを導入した、最初はだれもびっくりした、あれこれあった、しかしうまくいくようになった、というストーリーはとても印象的に、しかもパン的にたのしく書いてあるのでよしとする。これは、リーンのテキストのシリーズの一冊らしい。薄い本でさらっと書いてある、パン屋さんとか歯医者さんとかいわゆる大工場生産業みたいなところじゃないところのリーンの事例を楽しく紹介、みたいなことらしい。