『網走番外地』『ギターを持った渡り鳥』みた。
山根貞男(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/12/05/235437)を読んだら何か見たくなったが、つんどくを探しても、いかんせん任侠映画というのはどれを見てどれを見てなかったかがよくわからないので、とりあえず未見であることが確実な『網走番外地』を。そもそも『網走番外地』を任侠映画のくくりに入れていいとは思っていなかったのだが、山根貞男が入れているのなら文句は言わない。むしろ任侠映画だというのなら見てもいいかなと思って見てみたらだいたい想像通りの囚人映画だった。ただスタイリッシュな白黒映画で、刑務所の現実に高倉健の貧しい幼少期の回想がさしはさまれて、思ったよりはかっこよくて面白く見れたのでよかった。それでもう一本ぐらい何か、と思ったけれど未見の任侠映画があまりなさそうで、かわりにといってはなんだが『ギターを持った渡り鳥』が未見じゃなかろうかという気がしてきて、見た。1959年、50年代なのか。日活で無国籍映画、ということか、みょうにバタ臭い感じがある。