『プロフェッショナル仕事の流儀 鹿嶋真弓 中学校教師 人の中で人は育つ』。「エンカウンター」のパイオニア、という触れ込みだが「女金八」とかあんましエンカウンター関係なかった2007年放送。

なんかで参照されてて、モギケンのころの「プロフェッショナル仕事の流儀」を見てみた。ふれこみとしては「エンカウンター」のパイオニア、ということになっていて、なんかワークシートを使ったのが一つ出てきたかな。あとは握手しようみたいなのもそれっぽいっちゃそれっぽい。DVDの特典映像で、本編から切られたトークの部分が収録されてたんだが、そこでモギケンが、「エンカウンターつっても個性的で集団にとけこみたくない生徒がいたらどうするんですか」みたいないじわるなつもりのFAQをしたりとかいうパートはあったかな。それはつまり自分だ、というつもりなんだろうね。まぁつまり、エンカウンターをしっかりと紹介というかんじではなかった。本編の方では国分先生の名前もでてこなかったわけで、いちおう「正式には「構成的グループエンカウンター」と言うよ」は言ってた、というていど。なんかどっちかというと「女金八」という触れ込みで、体当たりで生徒にぶつかりますみたいなあつかいのほうが前面に出てた。あとまぁ、ひとつには、サブタイトルに出てるように、生徒同士のつながりをつくります、それによって生徒が育ちます、みたいなことは強調されてて、つまり、エンカウンターというよりかは「学級づくり」ということだな。そのへんも、番組本編だとこの先生がプロフェッショナル熱血ってかんじで前面に出てて、特典映像の没テイクの方で「教師は黒子」と言ってる。没テイクまで見てようやく少しふんいきでるけどそれにしても特典映像の方も最終的には熱血推しでまとめてるし。まぁ、けっきょくNHK脳で理解できる範囲でまとめるということなのでいずれにせよそうなるね。
この先生、『構成的グループエンカウンター事典』に参加しているひとりだったのだな。じぶんが「構成的グループエンカウンター」に関心を持ったのがいつごろか、ここに書いてたのでだいたいわかる。
エンカウンター の検索結果 - クリッピングとメモ
2006年のゴールデンウイーク。覚えてます。じぶんは2003年ごろ?から「生涯教育ゲーム」について授業で扱ったり論文書いたりしてて、文献とかいろいろ集めたりもしてたけれど、あるとき、おとなりの臨床心理の学生さんが「構成的グループエンカウンター」をやったと聞いて、え、なにそれ、というかんじで、覚えて帰ってゴールデンウイークに書店を回ったりwebをいろいろ検索したりした。この番組が2007年でこのかんじ、という空気感はわからんではなくて、書店の棚に学校向けのエンカウンター本がたくさん並んでた光景を思い出す。