通勤電車で読んでた『学びをみとる』。学校の授業のEM研究。

学校の授業のEM研究の本が新しく出たというので読んだ。いま学校では、子どもの主体的な学びみたいなことを強調しているわけで、しかし主体性なんて目に見えないものなわけで、それをもうちょっと具体に落としていくとようするに生徒が自分から発言するみたいなことになり、つまり一問一答式でなく生徒たちの自発的なことばによってドライブしていく授業、みたいなのがひとつあると思うんだが、そうするとそれは、いわゆる「私語」にも似ることになるわけだけれど、私語とは違う、もっと授業内容に志向していてしかももっと秩序だっている、そして教師も生徒たちに自由にしゃべらせつつ(それは本書で「ガヤ」とよばれる)、それをじょうずに拾いながら授業の流れを作っていく。