通勤電車で読んでた『6502とApple IIシステムROMの秘密』。

前にふと、こういうのが読んでみたくなって(『ハードウェアハッカー』(
https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/03/11/215115)と同時に買ってたのだけれどさすがにこれは基本的にはわからんことが書いてありそうってことでずっとつんどくになっていた。のだけれどふと魔が差して通勤電車で流し読み。帯に曰く、

https://shop.rutles.net/?pid=173173405
わすか2キロバイトの中に 創造された宇宙を解き明かす。
プロセッサーを構成する回路を極限まてミニマル化したエキセントリックなCPU6502。
6502 を巧みに使い倒し1バイトの無駄もなくプロクラミングされたモニターROMにより最大のパフォーマンスを発揮した名機 Apple II
本書は実機を用意しなくとも楽しめるよう、 エミュレーターを利用して6502とApple II機械語プロクラミングの神髄を堪能するレトロCPUガイドブックてす。

でまぁ、50年近く前のプロセッサやパソコンの回路や機械語のはなしを嬉々として書いている本なので、まぁわからないところは例によってさっさと飛ばしつつ読むわけだが、基本まぁそういういみでわかるところはないわけなので、まぁふんいきだけ読むわけである。まぁ世代的にいうと自分より少し上ぐらいのかんじで、自分はシャープのポケコンNECのハンドヘルドでBASICで簡単なプログラムを作ってたていどで機械語にはほぼ手を出さなかった部類だがしかしふんいきはわからんではない。で、ようするに6502というのがそもそもなにかというと、当時のプロセッサに対する廉価版のような位置づけで出てきたものだと。価格も何分の一かになり、それにより個人が趣味でパーソナルコンピューターを使ってプログラミングしたり遊んだりすることができるようになったよ、と。ところが、6502というのはたんに安物をつくりましたということでなく、省略できるところを大胆に省略してミニマルに作りこんだ、くせのある、尖った、「エキセントリックな」ものであるよと。で、これまたこのCPUを採用したのがAppleで、とくにスティーブ・ウォズニアックは「ウォズの魔法使い」と呼ばれる技巧を駆使してApple IIで6502の能力を限界まで引き出したんだよと。で、なにがどうエキセントリックなのか、なにがどう魔法なのかということについて、まぁあとは回路の話や機械語の話が続くのでなんとなくこういうことかなと想像しながら読み飛ばすわけである。
こちら↓のレビューは丁寧でよくわかる。
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