『舞妓はレディ』みた。

年末年始に見てなかったのでこれが今年の一本目。せっかくなのでそれっぽいものをということで、ちょうどこのまえ録画してたのを見た。ある夜、京都の花街のとあるお茶屋に、すごくなまってる田舎娘が訪ねてきて、舞妓にしてくれと頼み込む。それでさいしょは追い返すものの、ちょうど居合わせた言語学者が興味を持って、あんななまりでは舞妓は無理だという旦那と賭けをして、彼女を本物の舞妓にしてみせるという。それで言語学者が後見人になって田舎娘はそのお茶屋に住み込み見習いとして修業をはじめ、また言語学者による京ことばのレッスンを受ける。とかなんとかいって、そのあたりは『マイ・フェアレディ』ってことで、なんだか単なるダジャレで映画を作ってしまうのかという気もするけれど、途中からは、さいしょ反対していたお茶屋のおかあさんやお姐さんたちが親身に支えてくれる、それは疑似家族というよりおなじプロフェッショナルの世界に身を置くものとしての連帯みたいなかんじに見えてちょっといい。監督が『シコふんじゃった』『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』の周防監督ってことで、ある特殊な界隈のことをきっちりしらべて描き出す、今回はそれが京都の花街のことだよみたいなことをやってるかんじ。田舎娘が上白石萌音で、まぁ不器用でなまってる田舎娘そのまんまから、すこしずつ初々しくも涼やかな京言葉をしゃべるようになってくるかんじは、まぁたしかによくて、まぁ上白石萌音を見る映画、ということではあるんだろうけれど、そういうわけで途中からはおかあさんの富司純子がいいということになるわけである。
ちなみに、このところ寝床の枕もとのテレビが調子悪くなってて、プロジェクタで天井に映して見てたりしたのだけれど、さすがにそれもいかがなものかということで、とりあえずPCのディスプレイを持ってきてつないだらうまく見れたのでそれで見ていた。でもってテレビのほうを勉強机の上に置いてPCにつないでディスプレイにしたらこれもまぁ見れたので、新しいテレビを買うのがめんどくさかったらしばらくこのかんじでいくかもしれない。