通勤電車で読む『心の病気はどう治す?』。

新書本で、帯にはそれぞれのジャンルの6人の精神科のお医者さんたちの顔写真が出ている。で、それぞれのジャンルについてその先生に取材をして1章ずつ、またそこにまた別の先生に取材した短いコラムがついて、それで最終章は「入院医療」ということになっていて帯に写真の載っていない先生方がやってる病院に取材してる。でまぁノリとしては心理療法寄りのように読めるけれど心理士じゃなくてお医者さんだ、というところが、ふうんというかんじのところ。話の中に、診療報酬制度がどうの、保険診療になるとかならないとか、みたいなはなしがでてきて、ようするにそこで経営が成り立つかどうかということがまぁそりゃまぁネックだよねと。あと、精神分析のトレーニングを受けたりちょっとやってたりする先生も含まれるけれど、おおまかには精神分析とか力動精神医学とかそういうかんじではなくて、認知行動療法とかオープンダイアローグとかそういうかんじ。