「社会人基礎力」養成、大学でモデル授業開発

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20060208-5

2006年02月08日15時00分
●「社会人基礎力」養成、大学でモデル授業開発
 経済産業省の「社会人基礎力に関する研究会」(座長・諏訪康雄法政大教授)は8日、通常の学力以外にコミュニケーションや実行力、積極性など社会的能力を大学や企業で高めていくことが重要だとする報告書をまとめた。同省はこれを踏まえ、産学官のフォーラムを今春立ち上げ、大学での実践的なモデル授業の開発などに取り組む。
 報告書は、大学進学率が高まる半面、家庭や地域の教育力の低下で、これまで自然に身に付いていた社会人になるための基礎的な能力が低下していると指摘。その能力として(1)前に踏み出す力(2)考え抜く力(3)チームで働く力−の3つを挙げている。
 同省は、今月中に上場企業や中小企業がどういう能力を重視するかを調査。また、商品のマーケティングなど具体的なテーマを与えて問題を解決させる、いわゆるプロジェクト型の授業を実施している大学を検証する。これらを基に全国5つ程度の大学と連携し、社会人としての基礎力を向上させるモデル講座を開発していく考え。(了)

ここから議事概要が見れるそうで。
http://www.meti.go.jp/policy/economic_industrial/gather/eig0000063/index.html