日本の高校生は希望無く、悩みも無く…=成績や異性交遊、米中韓と比較−青少年研

特ダネの立ち喋りで紹介していた記事。
ここでも何度か紹介した覚えのある国際比較の調査研究のシリーズ。
日本青少年研究所」のサイトより当該ページからはデータも見れるようだ(http://www1.odn.ne.jp/youth-study/

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060301-00000074-jij-soci

成績、友人関係、異性との交遊などに「希望」を持つ日本の高校生が、米国や中国、韓国と比べかなり少ないことが1日、日本青少年研究所(東京)の比較意識調査で分かった。半面、「特に悩みがない」と答えた生徒の割合も1位の米国に近づいた。
 同研究所は「日本の高校生の意欲の低さと勉強離れの傾向が出ている。ゆとり教育との関係なども分析したい」としている。 
時事通信) - 3月1日22時1分更新

読売だと、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060301-00000014-yom-soci

日本は「できる生徒」より「人気者」…高校生意識調査

 日米中韓の4か国の中で、日本の高校生は学校の成績や進学への関心度が最も低いという実態が1日、文部科学省所管の教育研究機関による意識調査で明らかになった。

 米中韓では「勉強ができる生徒」を志向する傾向が強いのに対し、日本の高校生が最もなりたいと思うのは「クラスの人気者」。もっぱら漫画や携帯電話に関心が向けられているという傾向も表れており、“勉強離れ”が際だつ結果となっている。

 調査は青少年の意識研究などを行う財団法人「日本青少年研究所」と「一ツ橋文芸教育振興会」が昨年秋、日米中韓の高校1〜3年生計約7200人を対象に実施した。

 それによると、「現在、大事にしていること」(複数回答)として、「成績が良くなること」を挙げたのは、米国74・3%、中国75・8%、韓国73・8%に対し、日本は最下位の33・2%。「希望の大学に入ること」も、米国53・8%、中国76・4%、韓国78・0%に対し、日本はわずか29・3%だった。

 「いい大学に入れるよう頑張りたいか」という問いに、「全くそう思う」と回答した生徒は、中国64・1%、韓国61・2%、米国30・2%で、日本は最下位の25・8%。また、「どんなタイプの生徒になりたいか」を尋ねたところ、米中韓は「勉強がよくできる生徒」が67・4〜83・3%を占めたが、日本は「クラスのみんなに好かれる生徒」が48・4%でトップだった。

 逆に日本の高校生が他の3か国に比べ、「非常に関心がある」と回答した割合が高かった項目は、漫画やドラマなどの「大衆文化」(62・1%)、「携帯電話や携帯メール」(50・3%)、ファッションやショッピングなどの「流行」(40・2%)など。米中韓でいずれも50%前後だった「家族」は、日本では32・4%にとどまった。

 調査を担当した日本青少年研究所千石保所長は「未来志向の米中韓に対し、日本の高校生は現在志向が顕著で、『勉強しても、良い将来が待っているとは限らない』と冷めた意識を持っている」と指摘している。
(読売新聞) - 3月2日1時55分更新

毎日はちょっと焦点が違って、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060301-00000108-mai-soci

<高校生意識調査>中韓の4分の1が「日本好き」

 中国、韓国との摩擦が目立つ中、両国の高校生の4分の1が「日本が好き」と答え、日本の高校生の両国に対する好感度を上回ったことが1日、財団法人日本青少年研究所(東京都新宿区)などのアンケート調査で分かった。また、成績向上を望む割合は米中韓がいずれも7割台と高いのに比べ、日本は3割台にとどまるなど勉強離れが目立った。
 調査は昨年10〜12月、日米中韓の高校生計約7300人を対象に行った。「日本が好き」と答えたのは米国がトップで45.2%。次いで中国24.5%、韓国24.0%。一方、日本の生徒が「好き」と答えた国は米国が39.6%で最も高く、韓国16.7%、中国10.2%で、日米は双方で好感度が高かった。日本のマンガやアニメを見るのは、中国で73.3%、韓国で81・4%と高く、日本のテレビや本などに接する生徒に限ると、「日本が好き」との回答は、中国40.5%、韓国39.1%にアップ。訪日経験者の場合、中国48.6%、韓国40.3%と好感度はさらに伸びた。
 日本の高校生は、「希望するもの」として挙げた割合が最も高い「友人関係がうまくいく」でも4割を切った。大学院を目指す割合も4カ国で最低の7.2%だった。親友がいない割合は7.0%と最も高い一方、親からほめられたり、期待を感じる割合も他国に比べて低く、友人関係や親子関係の薄さも目立った。【長尾真輔】
毎日新聞) - 3月1日21時47分更新

にたようなのが
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060301-00000179-kyodo-soci

訪日で「日本好き」が倍増 中韓、高校生の意識調査

 日本を訪れたことのある中国・韓国の高校生のうち、「日本が好き」とした人は40%を超え、訪日経験がない生徒の約20%に比べ2倍以上だったことが1日、日米中韓4カ国の高校生を対象にした財団法人日本青少年研究所(東京都新宿区)の意識調査で分かった。
 同研究所は「人同士の交流や互いの文化への接触機会を増やせば、この数字はもっと上がるはずだ」としている。
 調査は昨年10−12月、4カ国の高校生計約7300人を対象に実施。
 「日本が好き」と回答したのは米国45%、中国25%、韓国24%。訪日経験の有無でみると「なし」は中国21%、韓国22%、米国43%だったが、「あり」では中国49%、韓国40%、米国65%と大きく上昇した。
共同通信) - 3月1日18時27分更新