名人戦で高尾くんが3勝目。ていうかアサヒコムの中継ページはなにをやっとるのか。

http://www.asahi.com/igo/meijin31/7ban04.html
張栩くんはどっちかというとあんまり好きでないほうで(なんか、詰碁オタクのアンチャン、というイメージがいまだにのこっているので)、高尾くんはどっちかというと好きなほう(師匠の天才藤沢秀行が好きだし、高尾くんの茫洋としたふんいきとか、四天王の中でタイトル的に一番出遅れていたところとかが好き)なので、高尾くんがんばれと思っている。
今日は帰りが早かったのでBSでの夕方の中継の最後の10分ぐらいが見れた。
中野九段かなんかが解説で、形勢は細かいけれど今の一手がよかったので白がよくなったんじゃないか、みたいなことを言い、半目勝負か、みたいなことを言っていて、
聞き手のかなちゃんは「私も目算してみたんですけど・・・」と言ってちょっと間をおいて「・・・細かいですね」と言っていて、
その間はどういう意味かなあと思いながら、もう数手で終局みたいなことを言いつつ中継放送時間が終了。
それで、少ししてから
アサヒコムの中継ページを見てみると、武宮陽光くんが

武宮陽光の目」
黒、ついにゴール見えたか?
 左辺のコウの具合が解消されて、計算のめどが立ちました。
 序盤から戦いに次ぐ戦いでしたが、局面は大詰めを迎えています。検討陣の計算では、黒が盤面で10目ほどよさそうです。
(10/12 18:03)

とか言っていて、
おいおい、中野くんとゆってることがちがうじゃないか、半目で白、どころか、盤面10目で黒ならお話にならないだろう、
と思い、まぁ現場の様子はわからないけれど、控え室ではプロ棋士が何人もで検討しているんで、テレビの解説はその場でひとりで喋ってるんで、控え室情報のほうが当たっているのだろう、
ということはかなちゃんのさっきの間は、中野と計算が食い違ったからだまってたっていみなのかな、
などと思い、高尾くん負けちゃったらタイに持ち込まれたなあ、ううむ、と思いながら、
アサヒコムの中継ページは、じつは控え室の万波佳奈・奈穂姉妹の写真ばかり載せていて、
どういう了見であるのか!!と思いつつ、なぜか載っているなほちゃんのインタビューなど読んでいたのだけれど、
さっきいちおう念のために見たら、

高尾本因坊が半目勝ち 3勝1敗に
 第31期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第4局は12日、静岡県熱海市の「あたみ石亭」で2日目が打ち継がれ、午後7時22分、挑戦者の高尾紳路本因坊(29)が張栩(ちょう・う)名人(26)に364手までで白番半目勝ちし、対戦成績を3勝1敗とした。持ち時間各8時間のうち、残りは名人2分、挑戦者1分。第5局は18、19の両日、静岡県伊東市で。
(10/12 19:35)

ええ?
テレビあってたじゃん。
で、時系列的に見ると、

武宮陽光の目」
やはり半目勝負!?
 さきほどは黒が盤面10目リードという検討を紹介しましたが、どうやら実際の勝負はもっと細かくなってきているようです。おそらく半目勝負のきわどい決着となりそうです。
(10/12 18:43)

と、ケロリと意見を変えていて、

300手超える熱戦に
 対局は午後7時を過ぎ、300手を超えても続いている。
 高尾本因坊はワイシャツにネクタイ姿、張名人は夕方になってからスーツの上着を着た。
(10/12 19:18)

というのが最後の「中継」で、
その次が上に引いた19:35の、勝敗が決した記事。
アサヒコムおよび陽光くんは、反省をするように。