いやぁ、卒業生にいきなり3人別々に会ったはなし。

学校に行こうと思って歩いていたら「先生ー!」と声をかけられて、顔を上げたら、道路の向こうっかわの歩道から、3年前に卒業したもと担任クラスの卒業生の子が手を振っていた。「おー!?」っつってこっちも手を振ったけのだけれど、まぁ道を挟んでいたし行き先が逆だったし、まぁそれはそんだけだった。まぁ、うちの大学は卒業してもけっこう大学界隈に住んだり働いてたり頻繁に顔を出したりするやつが多いとこなので、おおそうか、と思っていた。それで、授業が終わって、今日は早めに帰ろうとかいって商店街を歩いていたら、「先生ー!」と声をかけられて、顔を上げたら、同じ3年前に卒業したもと担任クラスの、別の卒業生の子だった。「おー!」っつって、そういえば大学界隈に住んで働いてるわりに会わないねえー、きげんようやってますか、おおそれはよかった、いやーなんかちょうどさっき○○ちゃんにあってさぁ、えーほんまですかぁ、そうそう偶然偶然ー、みたいなちょっとした立ち話をして、まぁ向こうは連れがいてたのでそれはそんだけで、じゃあねーっつってわかれたのだけれど、それからまた10分ぐらい、途中で本屋に寄ったりしながら商店街を歩いて、アーケードを出た横断歩道のところで、「先生ー!」と声をかけられて、顔を上げたら、またまた同じ3年前に卒業したもと担任クラスの、また別の卒業生の子だった。「おー!??」っつって、でもちょっとびっくりしていたら、「覚えてますかぁ」とか言うので、いやあー、そら覚えてるけどじつはさっき学校くるときに○○ちゃんにあって、そっからついさっき○○ちゃんにあって、えーっつってびっくりしてたとこやったん、それで、そうやわ大学界隈におる子はけっこういてるのにあわへんなあとかいって、君のことも考えてたんや、えーほんまですかぁ、そうそう、ねえ、あわへんよねえ、会わないですねえ、で、きげんようやってますか、おおそれはよかった、みたいなことを歩きながら喋って、それで駅について、じゃあねーってなことになった。
びっくりしたけれど、にこにこする偶然である。