奈良市:来月から「地域サポーター制度」 自治会の清掃活動などに職員参加 /奈良

http://mainichi.jp/area/nara/news/20080411ddlk29010533000c.html

奈良市:来月から「地域サポーター制度」 自治会の清掃活動などに職員参加 /奈良
 ◇課長補佐級の職員、ボランティアで−−自治会の清掃活動や祭り行事など
 奈良市は5月から「なら・地域サポーター制度」を始める。自治連合会などが開催する清掃活動や祭りなどの行事に、サポーターに委嘱された課長補佐級の市職員全286人がボランティアで参加する。

 市内に49ある自治連合会に1地区当たり5、6人を割り当てる。職員は休日や退庁後など勤務時間外に、自らが住む地域などで自主的に参加する。市によると、広島県庄原市などに類似例はあるが、県内では初めて。

 市都市経営戦略会議が今年2月、市職員の地域参加を提言。藤原昭市長は「地域活動は公務員の仕事の原点」などと述べた。

 ただ、対象となる課長補佐級職員に10日までに制度の説明がなく一部反発も予想される。課長補佐級は管理職だが、自治労奈良市職員組合も「休日の活動にかかわることなので制度の内容を市側に尋ねたい」としている。【上野宏人】

毎日新聞 2008年4月11日 地方版

http://www.nara-np.co.jp/n_all/080411/all080411a.shtml

課長補佐級が全員参画-奈良市「地域サポーター制度」  (2008.4.11 奈良新聞)

   奈良市の藤原昭市長は10日、地域清掃や防災訓練、その他自治会イベントなどのサポート役として、市の課長補佐級職員286人を参画させる「なら・地域サポーター制度」を創設すると発表した。5月1日に委嘱状を交付する。「市民の参画と協働」を市政運営の柱とする藤原市長が、職員も地域の担い手であるという意識の向上を目指し導入を決めた。市長は「参加は自由。あくまでボランティア」として活動状況を評価、査定することはないとしたが、大半の職員が「寝耳に水」の話。トップダウンによる突然の市長の表明に、現場の混乱を懸念する声も出ている。

 藤原市長が定例会見で明らかにした。活動は職務時間帯を除く夜間や休日が原則。清掃活動などのほか夏祭りや敬老会、文化祭、複数の自治会が主体となって小学校区などを対象に開催されるイベントへの自主的参加を促す内容。居住区の職員を中心に49校区にそれぞれ5、6人ずつ担当者を割り当て、人数を超える場合は近隣地区に振り分ける。市外居住者も含む。課長補佐のほか主査、保育園園長ら補佐級286人すべてが対象…

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