『美しい都市・醜い都市』よんだ。

美しい都市・醜い都市―現代景観論 (中公新書ラクレ)

美しい都市・醜い都市―現代景観論 (中公新書ラクレ)

あちこちに書かれた文章をまとめたもの。とくに後半は章ごとにかなりばらばら。でも平壌が景観論者にとってのユートピア、というのは冗談として気がきいていると思った。

ちなみに、本書に出てくる「美しい景観を創る会」ってのは、読んでる限りちょっとバカみたいな人たちの集まりなのかなあという印象はいなめないしかけになっているのだけれど、どうやら活動終了しているらしい。

とかいいつつ、ほかの人の感想文を見ていたら、こういうニュースがあったらしい。

http://news24.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1201847093/
<掘り出しニュース>自虐的? 奈良県知事が「悪い景観100選」公募へ
1月31日21時2分配信 毎日新聞
【奈良】荒井正吾知事は30日、県内の悪い景観100選を公募し、来年度までに
写真展を開く構想を明らかにした。県などは「平城遷都1300年記念事業」を
2010年に開催する。観光地・奈良の改善点を発掘、景観向上に向け「自虐的」
言える荒業に打って出る。

荒井知事はこの日、県庁であった県観光戦略推進本部の初会議で100選募集を
指示した。看板で遮られたり、ごみで景色が台無しになっている景観の写真を募集し、
100点を選ぶ。県内の会場で展示、県で改善策を検討する。一方で、眺めの良い
観100選も募集、展示する。

荒井知事は「平城遷都記念事業でせっかく多くの人に来ていただいても、悪い印象を
持たれたら何にもならない」と話している。【中村敦茂】

http://mainichi.jp/select/wadai/horidashi/news/20080131mog00m040040000c.html

でもって、さらにそのニュースのタイトルで検索すると↓こういう感想がけっこうでてくるのだ。
http://sokuen.blog.ocn.ne.jp/blog/2008/02/post_1b9a.html