大学下宿生:平均収入、17年ぶり12万9000円割る

http://mainichi.jp/life/today/news/20090224ddm012040049000c.html

大学下宿生:平均収入、17年ぶり12万9000円割る
 全国大学生活協同組合連合会は23日、08年の生活実態調査結果を発表した。下宿生の1カ月の平均収入は前年比4%減の12万8890円で、91年以来17年ぶりに12万9000円を割り込んだ。支出では食費が2万4430円で77年以降最低となる一方、貯蓄・繰越金が過去最多の1万2260円に増えた。調査は08年10〜11月に実施し、35大学9999人の回答について分析した。収入の柱となる仕送りをみると、月5万円未満の比率が00年の10・4%から20・7%に倍増。「日常生活で気にかかっていること」(複数回答)との質問に対し、「生活費やお金」との回答が50・6%と最多だった。

毎日新聞 2009年2月24日 東京朝刊

別の記事。

http://www.j-cast.com/2009/02/24036510.html
大学生への仕送り額が減少 大学生協調べ
2009/2/24
全国大学協同組合連合会(東京)は2009年2月23日、08年の生活実態調査結果を発表した。下宿生への仕送り月額は、前年比2350円減の7万7580円。「5万円未満」と回答した割合は20.7%で、初めて2割を超え、00年の10.4%からは倍増した形だ。調査は08年10月から11月にかけて行われ、35大学9999人から回答を得た。

別の記事。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090225AT1G2403Y25022009.html
大学生、暮らし切りつめ 2人に1人「経済格差感じる」
 大学生で経済格差を感じているのは2人に1人、今後の暮らし向きが「苦しくなる」とみている人も3人に1人に上ることが25日、全国大学生活協同組合連合会の学生生活実態調査で分かった。仕送りやアルバイト収入が減る中、食費などを切りつめている回答が目立った。急激な景気の減速で、1年生や2年生の間でも就職への不安が急増していることも浮かび上がった。

 調査は昨年10―11月、国公私立の35大学で実施。9999人から回答を得た。

 下宿生の1カ月の収入は12万8890円で、前年に比べて5370円、4.0%の大幅なマイナスとなった。仕送りが7万7580円で2350円減、アルバイトも2万4600円で2180円減った。

 仕送りがゼロの下宿生は全体の8.3%。5万円未満は20.7%で初めて2割を超えた。(16:00)

切り口が日経ですね。「経済格差感じる」て。でもデータに「格差」に関する数字が出てないような気もしますが。
はいおつぎの別の記事。
見出しのインパクト的にはこれですね。

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20090224-OYT8T00240.htm
仕送り減 おかず減らす大学生 食費、30年前の水準に
 
 親元を離れて暮らす大学生の食費が30年前の水準まで減少していることが23日、全国大学生活協同組合連合会(東京)の調査でわかった。

 仕送り減で支出を切り詰めているためとみられ、同連合会では「健康への影響も心配」と話している。

 調査は全国35大学の学生を対象に昨年10〜11月に行い、9999人が回答した。

 アパートや寮など自宅外から通う学生の仕送り月額は前年比2350円減の7万7580円で、1986年の水準。仕送り5万円未満の学生は20・7%で、初めて2割を超えた。仕送りゼロの学生も8・3%(前年比0・4ポイント増)いた。

 支出のうち、前年比で増加したのは「貯金・繰り越し」のみで、他の項目はすべて減少。特に食費は2万4430円(前年比680円減)で、1977年並みの低さだった。

 大学の生協食堂でも、おかずを1品減らすなどの傾向がみられるという。同連合会では「親の厳しい経済状況を受け、手っ取り早く切り詰められる食費を減らしているようだ」と話している。

(2009年2月24日 読売新聞)

おかずを減らすのを見てたのは誰なのか?というのが疑問でもありますが。まぁ自由記述かなんかにあったのかな。
いやしかし、貯蓄・繰り越しは過去最高なわけですね。
あと、
物価の変動を見ないで「食費が30年前の水準に」とかいってもあんましピンと来なくて、
2008年末と1978年の食べ物の値段を勘案した上で較べたらどうなんだろう。
まぁ、生協調べなので生協食堂前提かもしれないけれど、それにしてもなんとなく値段は上がっているような気もするし、それ以外の食べ物なんかでも、コンビニとかだと高いんで、30年前の2万4せんえんと、いまの2万4せんえんでは思いのほか違う、という気もする。