通勤電車で読む『創るセンス 工作の思考』。よかったけど、なんか趣味の模型の自慢をされてしまったような。

創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)

創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)

学生に薦める新書本シリーズ。著者は模型好きのおっさん、ていうか、かの有名な小説家にして工学の大学の先生、森博嗣。ま、しかし、基本は「自分は模型とか工作が好きだ、小さい頃から好きだった、ところで工作好きの考え方は重要だ、自分の手でリアルにものを作るのは大切だ、そういうセンスが育つには自分がじっさいにものづくりをするしかない、子どもをそういうふうに育てるには、子どもの身近にいる大人である自分自身がものづくりをすることがいちばんだ、そんでもって俺は飛行機や鉄道模型をつくってけっこういけてるので写真を見てくれ」みたいなことだったと思う。理系、工学系のほうからの生涯学習論エッセイというかんじ。でも自分の模型の写真が多すぎるよ。