阿部『搾取される若者たち』あっさりよめるっすやばいっす。

搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)

搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)

通勤電車で片道でほとんど読めたっす。
きほんてきには、
好きなことを仕事にっていうけど、それが不安定雇用だったらやばいよねー、バイク便とかさあ、使い捨てだよねえ、だけど本人らはとりあえずはまってるから嬉々としてやるんだよねえ、気付かないんだよねえ、罠だよねえ、
というだけの話で、
これはまぁ、アイディアいっぱつで、「バイク便があったか!」というところ。
目の付け所さえ決まれば、あとは瞬間的に見通せるんで、じっさいそのとおりの本ではある。
会話が多いのと、やばいっすみたいな軽い口調が前編に響いているので、タクシー横をすり抜けて走るバイク便よろしくものすごいスピードで読めてしまう。
卒論のお手本にしたいので学生に薦めたいと思う。
ところで、バイク便の次にケアワーカーを調べているということで、あとSEとかも同じと書いてあったけれど、大学院生って書いてなかったのはなぜかしら。