『随想』。帯にいわく「本書は平成の「徒然草」である」だそうだ。

随想

非常勤先の授業と授業の間に時間があるので図書館で文芸誌をぱらぱらめくるわけで、この本も雑誌連載のときにけっこう見てたんだけれど、やはり本の形になって自分ちで一人で読むほうがふんいきがでる。いろいろな事柄がしれっと書かれているのだけれど、けっきょくのところ著者がこの本を「平成の「徒然草」」として差し出す真意はよくわからなかった。いまさら「帯のことは出版社が勝手にやったことで自分にはどうすることもできませんでした」というわけでもないだろうから。