SQSそのご。出席管理できた。これは便利。

以前ここで言及した(風が強いせいか窓を開けてるとちょっとすずしい。水曜。 - クリッピングとメモ今日は風がないのでただ暑い。金曜。 - クリッピングとメモはれ。10月。金曜。 - クリッピングとメモ)SQSというソフト。大教室の出席管理に使ってみるという件。
半期の授業と、四半期の授業で使ってみた。どちらも登録180人程度、出席実数100人強。
それで、毎回はとりあえず出席表を配って回収だけしていて、とくに秋学期後半ぐらいからはスキャン作業もサボっていたけれど、今日、いっきに集計できた。
だいたい100人強の出席で、スキャン作業が7分程度でできる(これはスキャナの設定とかPCのスペックで異なる)。
それで、マークシートから読み取ったコードから、学籍番号を復元して、それをさらに授業登録者一覧のエクセルファイルと照合して出欠を点けていく、というのは、エクセル上の作業で、その具体的なやり方はあんまし確認しないまま進めてきたのだけれど、今日、集計するためにえいやっと、こちらの論文(棚橋菊夫「マークシートによる出席管理の実際」流通科学大学教育高度化推進センター紀要 第3 号, 11-22(2006)http://umds.jp/facility/higher-edu/bulletin/documents/3gou2.pdf)を参考に、試行錯誤しながらやってみたら、だいたいできた。慣れたら、1回の授業分がたぶん3分ぐらいでできたと思う。なわけで、毎回の授業でこまめに集計していたら、10分ほどでスキャン作業から集計までできるぐらいの計算になる。
ただまぁ、課題はのこっていて、いちばん大きいのは、「公欠」の処理。
今回は、欠席回分も含め複数枚提出してもらって、それで処理できるつもりだったけれど、やってみたら、今回の手順でやる限り、一回の授業分で同じ番号の紙が2枚あっても出席は一回分になるしくみになった。なので、今回は公欠は欠席になってしまうことになった。
ま、でも、もともと学生諸君には、出席点は大まかにしか見ないことは告げてあるのでいいだろうと判断する。同一人物がそんなに何回も公欠をしていたということはなかったので、ほぼ誤差の範囲であると判断する。
けっこう、マークミスとか多いし、それ以上に、友達のぶんまでマークして提出するやつがやはり一定数いるし、授業の終わりになって教室に来て出席票だけマークして提出するやつがやはり一定数いる、というわけで、あまり形式的に出欠点を扱うことはナンセンスなのである。
なので、大まかに見て授業にしっかり出てるか、欠席がちか、ほとんど出てないか、というのを見ておいて、それと試験答案の点数とを見比べて成績をつける、というわけである。
それはそれとして、この仕組みを導入してよかったことは、毎回、自由記述欄に小レポートを書かせることで、受講生とかなりやり取りができたということ。出席点を出すことより、たぶんそっちのほうが大きくて、まぁ幅はあるにせよ、授業を面白がってくれて力作の答案を書いてくれた学生諸君がいるようで、そうなると成功である。