通勤電車で読む『キュレーションの時代』。おもしろいけど学生に薦めるのはやめとこう。

学生に薦めるかもしれない新書本ということで、某所でお勧め大会の、またいま乗っているらしい(あちこちの新書から本が出ている)著者の本。読んでみて、まぁおもしろかった。
ですが、妙に社会学的な分析みたいのがあって、それで「これからはキュレーションだ」みたいに言われると、なんていうか、これからは編集の時代だとか言ってた人も昔いたかなあ、とか、なんか、50年か100年ぐらいずっとおなじことを言ってるんじゃないかなあ、みたいな感想も。他方で、ソーシャルネットワーク方面のナウ用語がとびかって激しく今風なところもあり(この本が出たのが何ヶ月前だったかしら、そのぐらいでひょっとしたら時代遅れになってるのかもしれないぐらい「今」風)、それはそれでうちの学生さんなんかはついていけないだろうなーと。
なので、あまり昔のことを考えないで今風のトレンド用語がよくわかるタイプのビジネス方面の人とか?はグッと来ると思う。