『売れない時代は「チラシ」で売れ!』。最新版サトカメ教科書。

売れない時代は「チラシ」で売れ! (DO BOOKS)

売れない時代は「チラシ」で売れ! (DO BOOKS)

またまたサトカメ。これは去年でたもの。内容的には、まぁいつもの繰り返しも多いのだけれど、言ってることが逆だぞ?ってところもあって、つまり、最新版、ということもできる。以前の本では、チラシにはなるべくたくさんの品名を載せろ、と言ってたのが、手のひらを返したように、主力商品に絞れ、と力説している。前の本で感心した気持ちを返して欲しいもんである。まぁでも、 商売なんだから論理的整合性なんかはどうだってかまわんのだ。デジカメの急激な普及と低価格化の大波に加えて、リーマンショックがあり、それをしのいでたらこんどは震災、ものすごくたいへんななか、サトカメがんばってるようなのであって、その奮闘報告だと思って読むんである。読む限り、このひとの商売の勝負勘はたいしたもののようにみえるし、また、言葉のつかいかたも勢いがある。「地域No.1の異常値を叩き出せ!」とか。