1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書 (Sanctuary books)
- 作者: 山崎拓巳
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2010/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いま直面している問題をすべて書き出す
↓
それぞれ「どうなればいいか?」と質問する
↓
それぞれ「どうすれば、そうなるか?」と質問する
↓
それぞれの答えをスケジュール帳に書き込む
とあり、その下に「ごちゃごちゃした頭の中を交通整理」と書いてあって、それがすなわち「不安とさよなら」なのである。まぁね。
でまぁ、そうすると、この4つのステップの真ん中のふたつが独自性ってことかもだけれど、全体の流れと発想はGTDを強く連想させる。なんだけれどふしぎなことにGTDにひとことも言及していないし巻末の参考文献リスト(何冊もあげてある)にもGTD関連の本は見当たらないような気がする。
まぁ、これは「ひとり会議」であって「GTD」ではないのだからGTDに言及する必要はないのですということなのだろうし、まぁ、うるさいことをいわなければ、学生さんなんかが真っ白な心で読めば読みやすくスッと入ってくれるかもしれない(たしかに学生さんに勧めるにはGTDの本はあれこれしんどい)。まぁ、仕事がサクサクと片付くという趣旨の本なのだから、読むのに難渋するのは矛盾じゃんというわけかもしれないし、あっというまに読み終わったら、さっそく仕事がサクサク片付く能力が発揮されたような錯覚で自己効力感が高まるかもしれない、という本。