通勤電車で読んでた『本屋がなくなったら、困るじゃないか』。大小書店主、取次、出版社、書店業界紙編集者が一堂に会したセッション。おもろい。

本屋さん本ということで。福岡で、ブックスキューブリックhttp://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20170517#p1)の人とかが旗を振って行われてるブックイベント「ブックオカ」のイベントで、大小書店主、取次、出版社、書店業界紙編集者が一堂に会して二日間にわたってああだこうだいいあってるセッション。東京でTitleという本屋さんをやる人(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20170520#p1)とかも参加してて、11時間だそうだ。それなりの厚さの本が、中は二段組みになってて、けっこうなボリューム。で、流通の仕組みとか利益率がどうとかの話をしているわけで、おもしろい。
たとえば、喫茶店とかカフェに関しても同様なのだけれど、うちの学生さんなんかが卒論なんかで扱うことはあって、そうすると「本屋さん発信でコミュニティを〜」みたいなほわほわっとした話になりがち。でも、そんな雲をつかんだり霞を食べたりみたいなことだけで成り立つはずはないわけで、だから、カフェ本でもじっさいに喫茶店をどう回していくかみたいなことを言ってくれる本(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20120829#p2)はおもしろいし、同様に本屋さん本でもこういう流通とかの話ががっつり書いてあると面白い。
で、2日間のセッションの記録、二段組み200頁を読み終わってほっとしていると、次の章はいろいろな人へのインタビューで、これが三段組。某ほがらかな(とはもう言ってないのか)出版社(http://www.mishimaga.com/)の人へのインタビュー記事も載っている。