『スローターハウス5』。ヴォネガットの、というかグールドの、というかジョージ・ロイ・ヒルの、というか。

BSでやってたのを録画してDVDに焼きながら見た。ヴォネガットの小説のほうはたしか読んでて、ここに何か書いてた(http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/20070509#p1)がたいした情報量はなかったんで、たぶん「ヴォネガットだなあ」と思いながら読んだのだろう(ちなみにヴォネガットについては「ヴォネガット」の検索結果 - クリッピングとメモ)。それよりか自分的な印象は、ずっと前ということになるが学校帰りに買った『新潮』(2003.12)の丹生谷貴志ヴォネガット論「スラップスティック」なのだった(と思い、本棚からひっぱりだしてあらためて読み返す)。でもってそれはともかくいちばんさいしょにこの映画のタイトルを耳にしたのは、グレン・グールドが音楽をやっていたということのほうで、なるほど見てみたらグールドの音楽が流れている。そしてまたしかしそれもともかくとして、じゃあ映画はどうだったのかというと、ふつうに見ました。ヴォネガットの、とか、グールドの、とかいうよりも、まぁふつうにすんなり見れる映画だった。