通勤電車であっさり読んだ『ラクして速いが一番すごい』。

「ラクして速い」が一番すごい

「ラクして速い」が一番すごい

むかし、本屋さんの店頭で見かけた本で、帯に「8割仕上げて上司に投げる。」というキャッチが書いてあって、その本を買いはしなかったけれどたいへんに感銘を受けて、以後心にとめている。10割になるまで抱え込んで手離れしないほうが非効率であって、まぁどうせ提出しても「駄目だし」や「直し」があるのであれば8割ぐらいでいちど投げるほうが全体としての効率が上がる理屈なわけである。(ちなみにその本、いま書影を見たら、帯が変わってるのか、感銘をうけたキャッチが書いてないね)(←と思ったらやっぱり書いてあったですな。書影ではつぶれるぐらい思いのほか小さい字だった。書店の店頭でこの文字が目に飛び込んできたときのことは覚えてるんやが、棚からけっこう距離のあるところで見てたような記憶なんだけどな、それだけそのときの自分にとってキャッチーだったっていうか潜在的に求めるものだったってことかな)
このまえ本屋で見かけた本。『いつの間にか仕事が片づく法則』。「8割仕上げて上司に投げる。」ということばがキャッチーだった。 - クリッピングとメモ
それで、この本。著者はコンサルの人で、プロフィールにはいままで5万人以上のリストラを行ってきたと書いてあってなんか感じ悪くなくもないんだけど、ともあれ、「ラクして速いが一番すごい」というタイトルはもっともなことだと思う。先日某ライフハック系サイトかなんかの記事で紹介されてた本の著者の関連本として、見つけて、通勤電車で読んでみたわけである。
でまぁ、内容はまぁ、ライフハック系の話とか、組織での立ち回り方の話とか、まぁこの辺の本を山ほど読んでいればそれ自体としてはさほど新しい話ではなかったかも。でまぁ、基本的な考えとして、手戻りはかならずあるので、じっくりの1回よりちゃちゃっとやる10回のほうが効率的だよ、という考え方がやはり出ていて、それは以前より「8割で投げる」を肝に銘じてた者としては納得する。ま、そういう、全体の効率を上げるはなしは、いいなあと思った。自分が要領よくラクな仕事を取り他の人に大変な仕事を押し付けるようなはなしにならへんかなあと気にしながら読んでたんだが、まぁそのへんは実際にはむつかしいとこなんだろうね。