通勤電車で読む『日本語学習動機とポップカルチャー』(M-GTAモノグラフシリーズ3)。

「はじめに」がいちばんキャッチーで、一瞬、んん?と思わせる。「日本語を勉強する外国人は、アニメとかのポップカルチャーが好きだからなんだってさ」というおはなしが世間にはあって、まぁ「クールジャパン」みたいな政策もあり、ほんまかいなと思いつつ、しかし現実は意外にベタなものだから意外と本当にそういうことってあるのかもなあ、ぐらいの湯加減で半信半疑なわけだけれど、著者の人は「はじめに」で、それは違うのだ!彼らは日本人の期待に応えようと思ってそんなことを言うのである!という。ほーう、え?、んん、まぁな、ぐらいの間合いで呑み込んで、先を読むと、まぁな、ぐらいのかんじではある。