『鳥類学者のファンタジア』。ゴールデンウイークってことで奥泉光らしい長編を。

鳥類学者のファンタジア (集英社文庫)

鳥類学者のファンタジア (集英社文庫)

このところ枕元に置いてちょっと読んでたのを、今日はいちおうゴールデンウイークってことなので、ずっと最後まで読んでた。奥泉光らしい、分厚くて重量級の、時空を超える的な、歴史っていうか偽史ミステリー的な、パロディとかメタフィクションとか奇妙な語り手?とか光る猫とか潜水艦とかジャズとか、そういうのがてんこ盛りでありつつ、ぞっとするような薄気味悪さは抑えめで、うっかりさばさばしたジャズピアニスト女バッパーが主人公なところもあって、まぁタイトル通り?のファンタジーというか、陰惨な破滅的エンディングはないなと安心して読めるような - そしてそれどころではないようなオマケの大団円にはにっこりするわけだけれど - 、まぁ、いいかんじの奥泉光
『「吾輩は猫である」殺人事件』再読。やっぱりいい。 - クリッピングとメモ
『グランド・ミステリー』読了。厚いよ。 - クリッピングとメモ
帰省列車で読んでたクワコー。『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』。 - クリッピングとメモ
『坊っちゃん忍者幕末見聞録』。 - クリッピングとメモ
帰省のおともは奥泉光『虫樹音楽集』。 - クリッピングとメモ