『職員室のモノ、1t捨てたら残業へりました!』。学校版のこんまり成功ノウハウ、帯とカバーには「内田良氏推薦!」と。

おもしろそうだった本が届いたのでさくっと読んだ。基本、タイトル通りで、学校版のこんまり、というかんじで、著者の人が勤務校で、とりくみとして、職員室や学校のあれこれを断捨離していったら意識改革も進んで仕事の効率化も進み、おまけに仕事の見直しも進んで、残業もなくなってよかった、という成功事例を、シンプルに具体的に紹介してる。で、片づけに関する基本的な考え方のベースになって参考文献にあげられてるのがこんまり先生『人生がときめく片付けの魔法』で、あとトヨタ方式の「5S」を参照してるかんじ。で、こんまり先生にしてもトヨタにしても、、具体的な片付けを進めていくと意識が変わるよ、というのがあって、そこが面白いところだし、また、たとえばこんまり先生がアメリカでKONMARIとして成功するのにともなってそのスピリチュアル的なニュアンスが拡大されていってるように見えるようなもので、片づけ→意識変容、というところのつながりは、なぜそううまくいくのかがわかるようでわからんところもあるわけである。でもたぶんやってみたらうまくいきそうな感じはするし、この本を読んだら、とりあえず自分とこの研究室のあそこらへんをかたづけらんないかな、などと思えてくるのもたしか。