通勤電車で読んでた『新対話篇』。

新対話篇 (ゲンロン叢書)

新対話篇 (ゲンロン叢書)

  • 作者:東 浩紀
  • 発売日: 2020/05/01
  • メディア: 単行本
東という人の本は、まぁ世代的なアレもあるのでそれなりに読むのだけれど、とにかく分量が多いのでいちいち付き合うというよりは、ときどき思い出したように読む気になって検索してみたら山ほど出てきて往生する、みたいなアレがある。それでも意外と電車の中とかで読めるかんじの軽さがあるので通勤電車で読んだりするわけである。この本は対談ばかり集めたもので、そのいみでも通勤電車で読む向けだったけれど、ふーんと思ったのは、この東という人が意外にうまいこと社交辞令的なというか如才ない対談をするのだな、というところ。そういえば以前、『新潮』に載ってて読んだ浅田彰還暦記念の浅田×東×千葉の鼎談(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20170715/p1)でも、世代の違う三人の中間ということもありまたホスト的な役割だったということもあるだろうけれど如才なく無難なふるまいをしていたよなあ、と思い出しつつ。