エスノメソドロジー研究の成果を映像作品の形式でまとめるとしたら、そのひとつの見かけはいわゆる「教則ビデオ」みたいなものでありうるだろうと思っているけれども、どうだろう?
— 吉川侑輝 Yuki YOSHIKAWA (@yukiyoshikawa89) 2021年11月4日
私もそう思います。教則ビデオ的な扱いにしたうえで、それを教育プログラムのなかに実装するところまで考えるといろんな分野の人と力を合わせないと結構大変、という印象です。下記リンク先の仕事はそういう仕事でした。https://t.co/29SoGFPLeo
— n_akiya (@n_akiya) 2021年11月4日
という流れから、そうなのかと思って読んだ。
科学コミュニケーションみたいなことを念頭にした「対話トレーニングプログラム(DSTプログラム)」というのを編者の人たちが開発していて、研究者とか大学院生が一般市民とうまく科学コミュニケーションできるように、京大のサイエンスカフェを実践教育の場にしつつ、事前講習→実践→ふりかえり、というかたちで対話トレーニングをする、というその教育プログラムを開発してるのだと。そこにまた、会話分析の人たちが加わって、いつのまにか共同で開発をするようになったよと。で、エスノメソドロジーの成果を…というところをあまりきにせずに、まぁ、実践のようすをビデオ録画してふりかえりでみんなで見て検討するよ、で、ルーブリックに従って自己評価したりしつつ、それを用いてふりかえりをうまくやるよ、ぐらいのかんじだと(ルーブリックの項目の中にも、会話やコミュニケーションについてのものがあり、そこに会話分析みが込められている気配はあるけれど、まぁそれはごく一部にみえる)。
この本のまま、たとえばこのパッケージをまるっとたとえばうちの大学に持ってきてうまくいくかというと、うーん、と思わなくはないのだけれど、まぁたとえば自分がかかわってるので言えば、商店街でやってる大学サテライトのクレープ屋さんで(コロナが終息したら)なんかやりたいなというときとか、おなじく、大学最寄りに来春オープンする博物館機能なんかもある複合施設でなにをどうするかみたいなことも、考えないとなのでヒントになるかも。