『研究者・研究職・大学院生のための対話トレーニング』読んだ。

例によって例のごとく、Twitterのタイムライン上でということなのだけれど、
という流れから、そうなのかと思って読んだ。
科学コミュニケーションみたいなことを念頭にした「対話トレーニングプログラム(DSTプログラム)」というのを編者の人たちが開発していて、研究者とか大学院生が一般市民とうまく科学コミュニケーションできるように、京大のサイエンスカフェを実践教育の場にしつつ、事前講習→実践→ふりかえり、というかたちで対話トレーニングをする、というその教育プログラムを開発してるのだと。そこにまた、会話分析の人たちが加わって、いつのまにか共同で開発をするようになったよと。で、エスノメソドロジーの成果を…というところをあまりきにせずに、まぁ、実践のようすをビデオ録画してふりかえりでみんなで見て検討するよ、で、ルーブリックに従って自己評価したりしつつ、それを用いてふりかえりをうまくやるよ、ぐらいのかんじだと(ルーブリックの項目の中にも、会話やコミュニケーションについてのものがあり、そこに会話分析みが込められている気配はあるけれど、まぁそれはごく一部にみえる)。
この本のまま、たとえばこのパッケージをまるっとたとえばうちの大学に持ってきてうまくいくかというと、うーん、と思わなくはないのだけれど、まぁたとえば自分がかかわってるので言えば、商店街でやってる大学サテライトのクレープ屋さんで(コロナが終息したら)なんかやりたいなというときとか、おなじく、大学最寄りに来春オープンする博物館機能なんかもある複合施設でなにをどうするかみたいなことも、考えないとなのでヒントになるかも。