通勤電車で読んでた『二軍監督の仕事』。

学生さんがすすめている卒論からの連想で。そういえば『嫌われた監督』も面白かったわけで(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2022/03/12/010634)、まぁ監督の本というのは面白いってのがある。まぁ、落合本を読んだ時もここに書いてたが、

やーしかし、プロ野球の監督というのは昔から(昔は?)会社組織とかのリーダーとかのお手本みたいな扱いで、この手の本は読まれてたわけだけれど、
たとえば会社の上司がかぶれるとしたら、長嶋、広岡、野村、星野、落合、と並べたらどれがマシか、ってのもあるけどまぁどれもいやだわね。さいきんはビッグボスってのもあるな。まぁいずれにせよ会社の上司がこういうのにかぶれるのはかんべんしてほしいのはたしかだろうね。

というわけで、まぁしかしかぶれるっていうかまぁ面白いっていうか、組織のマネジメントみたいなはなしなわけである。
で、本書はヤクルトの高津。2018年に二軍監督をやっていた時に出していたらしい。サブタイトルで「育てるためなら負けてもいい」とあって、なるほど二軍監督というのはそういう仕事で、そのあたりが面白いのかと。その後、2021年にセ・リーグの優勝監督になったと帯に書いてある。へえ、そうだったのか。
まぁ、この本自体にすごく斬新なことが書いてあったという感じはしなくて、サブタイトルがだいたいすべてというかんじはあるものの、しかしまぁ、プロ野球の世界とか、まぁプロの世界に身を置く人の野球談議みたいなのを、まぁ二軍監督というちょっといいかんじの目線から気楽に語ってライターの人がてきとうにまとめた本、というかんじで気楽に読めた。
通勤電車で、窓の外を見ると駅前のロータリーあたりに人が集まっていたり、駅の階段からテレビカメラが映していたりしていた。