通勤電車で読む『非行少年の心の居場所』。

矯正保護支援課程の主任というのが当たって、その課程をとっている学生さんに教えてもらった本。著者の人は東京で天理教の分教会の会長さんをやっている人ということで、「補導委託」という、「家庭裁判所が、罪を犯した少年の最終的な処分を決める前に、民間の篤志家などに一定期間預けて少年の更生を促す制度」によって、受託者として元非行少年たちを受け入れている人。天理教ではそういうことをいろいろなかたちでやっているようで、だから、大学にも矯正保護支援という課程が設けられている、というしだい(同種の課程は龍谷大学にもあって、だからこれは浄土真宗ということかね)。
で、自分が(まぁあて職で)主任になるというころに、ちょうどNHKで、『生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔』というドラマをやってたけれど、
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これじつは脚本家がうちの大学のOBなのだった。取材先の具合かしら、天理教の教会がやってる施設っぽい気配のものがちらっとでてきたりしておもしろかった。
で、これで舘ひろしにあこがれて矯正保護支援課程をとってくれる学生さんがどんどん来てくれるといいんだけれど、まぁ舘ひろしかぁ…渋めだなぁ…というわけで、もうちょっと角度を変えるべく、課程をとっている学生さんがそのきっかけになったと薦めてくれた本など読むわけである。新書だし、読みやすいし、まぁいいかんじに学生さんの心をつかむ感じが確かにある。