自分むけにCOVID-19関連について現時点でどう考えることにするかをまとめておく。(その26:1/5-)

 年明け。年末年始には検査とか報告とかが抑えられぎみになるわけで、それは通常、週末から月曜が最低値になるのと同じ理屈なので、三が日が明けて、その翌日の、さらに次の日(つまり通常、月曜日に最低値になってから火曜日にドンと最高をマークする、というルーティンになぞらえられる)つまり今日が、年末年始の答え合わせの日、ということになる。さてどうなったでしょう。
news.yahoo.co.jp
はい、「西日本を中心に12県で最多更新」であると。まぁそれはしかしそうなるでしょう。

厚生労働省が5日に発表した新型コロナウイルスの新たな感染者は、西日本を中心に12の県で過去最多を更新するなど、全国で22万6904人となりました。

厚生労働省によりますと、5日午前0時までに報告された全国の新たな感染者は22万6904人で、先週木曜日(先月29日)と比べ3万4841人増えました。

群馬・岐阜・島根・岡山・山口・香川・愛媛・佐賀・熊本・大分・宮崎・鹿児島の12の県で過去最多を更新しています。

また、全国で亡くなった方の報告は334人、重症者は4日より35人増えて650人となっています。

一方、東京都内の新たな感染者は2万735人で、先週木曜日と比べて2363人増えています。

全国、東京都ともに年末年始で減っていた検査人数が以前の状態に戻ったことで、感染者数も増えたとみられます。

「西日本を中心に」というのも想定内で、第8波のさいしょは北海道・東北がたいへんだったけれど、そこらあたりはもうピークアウトして、いまは九州が上位を占めている(あと山陰だけど、島根は微妙にピークアウトの気配もあるかも)。NHKのサイトの「直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」が簡便である。
www3.nhk.or.jp
で、上の記事で読むべき点は最後の一文、「全国、東京都ともに年末年始で減っていた検査人数が以前の状態に戻ったことで、感染者数も増えたとみられます」というところで、まぁ、それはそうだなという。
グラフで見ると、またもう少し印象が違うわけである。
vdata.nikkei.com
日経のサイトを見ると、こんなかんじのグラフ。

まぁ、年末からのグラフの動きからして、今日の感染者数は、ちょうどこのぐらいかなぁ、というところに収まっているようにも見えなくもない。まだ増加傾向にありそうではあるけれど、指数関数的に加速度的に増えていきますという勢いはなさそうで、むしろ増加の勢いは落ちているように見えなくもない、ピークが見えてきそうに見えなくもないかんじ、に、見えなくもない。
ただ、正月明けの1日目だけ見ていて油断してもしかたないし、油断できる状況ではぜんぜんないわけだから、ここ数日とくに注視すべしの状況とは思う。
淡々と現状の「10万対発生数」を…と思ったけれど、NHKのサイトはまだ今日のドンと出た数字を反映していないので明日以降にしようか。

あと、この年末年始の話題としては、「XBB.1.5」ってのがアメリカで流行、おっつけ日本にも入ってくることを想定すべしということ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bd6c430d67f2b24e30513e6269d0f96435730ebnews.yahoo.co.jp
まだ全容はわからなくて、どうやら感染力がさらに上がってるようだ(なので従来の型をおしのけて覇権を握るわけである)。重症化しやすくなってるかどうかはまだ見えてこないようだ。まぁ注視すべしということだろうね。

1/9.
三連休。年末年始からだらだらとひきつづくようにしてまた三連休だったため、感染者数の実態がなかなか見えてきにくいところだと思う。今日あたりの「直近一週間の人口10万人当たり新規感染者数」を見たところで、1週間前はお正月だし、いまも連休中なので、あまり正確な数字が出ているとは思えない。という前提で、まぁしかし一度、参考メモまでに書いておきましょうか。「10万対発生数」をNHKのサイトから。東京739.83、大阪900.29、兵庫941.24、京都787.83、奈良926.41。まぁ、あくまで参考値ですな。たぶん、もう一週間ぐらいたってみないと、おおよその規模感がみえてこないというところはあるだろうなと思っている。
ちなみに、おおよそ「一年前」の年末の様子はこんなかんじだった。

12/22.
はてさて、全国の数値と、それからとくに東京とかの数値が再上昇に転じたといよいよみんなが言うようになってきた、けれど、そのことと、オミクロン株というはなしが同時並行的に流れている。オミクロン株は、いまのところはたぶんまだ水際対策がほぼできている範囲内ってことだろう(沖縄の米軍基地クラスターが心配ではあるけれど)。ただ、市中感染が始まると垂直立ち上げ的に感染が広がるという海外の例を見せられているので、これは「いまか、いまか」と息をのんでハラハラしてるかんじ。だけどまぁ、これはそれ以上に考えようがない。
で、従来株のいまげんざいの国内の感染状況に関して言うと、これは思ったよりはずっとましと感じる。自分的には、ここでは、前の記事の10/1のときから、10/31にも11/27にも、この記事の12/11にも、下げ止まりじゃないかとずっと思ってたわけで(まぁそれは基本的にははずれてないとおもうんだけれど)、でも実際の感染状況はそれからもなかなか完全には下げ止まらず、だらだらと下がり続け、ようやくそろそろ再上昇がはっきりと見えてきたぐらい。11/17には「「10万対発生数」が、東京0.9、大阪1.8、兵庫1.0、京都1.1、奈良0.5、ってところ。きつかったときの100分の1ぐらいか。」と書いてて、11/27には「れいによって「10万対発生数」をみると、東京0.8、大阪1.0、兵庫0.6、京都0.6、奈良0.2、ってところで、つい10日前に上↑で書いた時よりさらに下がっている」と言ってるけど、いまは東京1.1、大阪1.0、兵庫0.8、京都0.9、奈良0、ってところで、まぁ上がってきてるけれど思ったほどではないし地域によっては11月半ばよりまだましってところもある。この状態で年末年始をなんとなく切り抜けることができれば、第6波はうまくかわせるのではないか…というのが従来株の感染状況だけみたときの希望的な心証なのだけれど、まぁ、じつはそんなことを思っていてもあまり意味はない。なぜかというと、オミクロン株がいずれ遠からぬ将来に国内で市中感染を始めるだろうから。

そして「去年の」1/4の記述は、

さて、三が日が明けたけれどまだ本格稼働ではないかな? ともあれ、大みそかに↓このように書いてたが…

みそかの夜の時点の数字を。「10万対発生数」が、東京2.7、大阪3.5、兵庫1.4、京都4.7、奈良1.3。実効再生産数で見ると(これは東洋経済のサイトのほうの数字,12/30時点)、全国1.4、東京1.43、大阪1.62、兵庫1.52、京都2、奈良2.93。
よいおとしをということになるね。

本日、1/4の夕方時点で、「10万対発生数」が、東京4.6、大阪5.9、兵庫1.9、京都6.2、奈良4.1。実効再生産数で見ると(これは東洋経済のサイトのほうの数字,1/2時点)、全国1.48、東京1.57、大阪1.81、兵庫1.13、京都1.73、奈良3.25。

とまぁ、
おおよそ現在の100分の一かそこらの数字だったのですな。遠い目になるね。夏にデルタ株の第5波があり、そのさなかにワクチン接種が始まって進み、秋から12月にかけておおよそ少しずつ感染が収まり、なんと10万対発生数が一桁になっていたんである。
もしもオミクロン株が出てきていなければ…と考えたくもなりそうだけれど、そういう考え方にはあまり意味がない。遅かれ早かれ変異は起こるわけだし、それはこれからも同じことだし。

1/15.
記事のマークだけしておく。1年前に登場したときから、オミクロン株の感染力が強いというはなしだったわけだけれど、ひとつには、唾液飛沫でエアロゾルになるウイルスが従来株より多くなるんだったんだよ、というおはなし。まぁな。まぁ、感染力が強いということのメカニズムはいろいろありそうなのでこれだけとはいえなそうなのだけれど。ともあれ、マスクと換気が重要、というオチは変わらず。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e1ecbd150cffa384f01cae4ba170b55bd8a5dc7news.yahoo.co.jp

オミクロン患者のつばに飛びやすいウイルス デルタや従来株より多量
1/10(火) 12:30配信 朝日新聞デジタル
 
 オミクロン株に感染した人の唾液(だえき)の中には、従来株の感染者に比べて、遠くへ長時間飛びやすい状態の新型コロナウイルスが多量に含まれていることを、日本大学などの研究チームが突き止めた。感染の波が続く要因とみられるとして、チームは換気やマスクが今後も重要だと指摘している。

 変異株であるオミクロン株は、昨冬に国内の第6波を引き起こして以降、第8波の現在まで流行の主流となる状態が続く。

 一昨年夏の第5波を起こしたデルタ株よりも、気管支の細胞で増殖が早いなどの性質が知られてきたが、細かな飛沫(ひまつ・しぶき)によるエアロゾル感染の原因となり、PCR検査にも使われる唾液中に、どのような状態で含まれているのか、詳しくわかっていなかった。

朝日新聞社


1/18.
年末年始と三連休とがいちおう過ぎて、ぼちぼち通常運転のデータが見えてきたかものタイミングで「10万対発生数」をNHKのサイトから。東京540.95、大阪711.97、兵庫776.74、京都690.86、奈良751.09。まえに1/9に書いた時より少なくなってるので、微妙にピークアウトの気配が出てきていると見れるか。
vdata.nikkei.com
例によって日経のサイトのほうでグラフを見るとこんな感じ。

まぁこう見ると、ピークアウト感はあるね。全体としてはまだまだ多いし、暗数もいよいよ大きそうな気もするし、また、地域によってまちまちではあるけれど、まぁ、もうひとがんばりというかんじか。というか、べつに昨今はがんばったからピークアウトするというよりは単に無策のためにそこらじゅうが焼け野原になってピークアウト、というかんじかとは思うけれど、まぁいずれにせよ。

1/19.
西浦先生の記事。
「第8波はピークを打ったが、凪は続かない。救急逼迫はしばらく続き、休む間もなく第9波へ」
www.buzzfeed.com
続きの記事は1/20付。
www.buzzfeed.com
最終第3回の記事は1/21付。
www.buzzfeed.com

1/20.
ニュースとしてはこれをはりつけておく。
「【速報】新型コロナ「5類」移行へ 岸田首相が検討指示 今春にもインフル並みに」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d9240cffe333c2aa209d19d7930e1af0d2275f7news.yahoo.co.jp
このあたりのニュースは、基本的にうんざりさせるものだけれど、まぁ記録としてマークしておく。
しかしなにがかなしゅうて岸田に「マスク着用の考え方」をさしずされなあかんのや、と思うよねえ。
コロナの当初に一番学んだことの一つ(ここの欄にもさいしょのほうで書いた)は、

自分が買ってつけてるマスクは目の前の人や社会の人々のためのマスク。
自分を守ってくれるマスクは目の前の人や社会の人々がつけてるマスク。

ということ。
マスクに関する基本的な考え方は、この欄の「その4」(2020/4/17)に書いてる(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/04/11/135824)。そのときは、マスク不足でどこにも売られていなかったことと、あと、その時点ではとくに上記の「マスクは自衛のためではなく自分が人にうつさないため」という考え方 だ け だったことが、いまとはことなる。いまは、そこに加えて、自分のために も ある程度の効果がある、ということが分かっているわけで、まぁそのおかげでマスクを確実につける人はたぶん増えたんだろうけれど、逆に、マスクをつけることが個人の自由であるとだけしか考えられなくなりやすくなってしまった、マスクをつけないことが個人の中での選択肢としてしか捉えられなくなった、ということはあるんじゃないかと思うなぁ。

1/21.
忽那医師の記事。
news.yahoo.co.jp

1/26.
ずっと発熱外来の現場からコロナに関する情報発信をしている(けれどある時期以来自身のTwitterアカウントを閉じて、「レター」という形で時々放流している)丼先生が、ついにコロナに被弾してしまったというのを見つけて、うわーと思う。
しかも、ご本人曰く、オミクロン株の標準的な潜伏期間から逆算して、職場で感染したのではないであろう、休日に、すると心当たりはスーパーに行ったときに高機能じゃない普通のマスクだったためじゃないか、と。それでマスクについては、屋外では普通のマスクをつけて、屋内とか交通機関とかだと高機能マスク(JIS規格で医療用クラス3のもの)を使っていたが、今回油断して地下のスーパーに普通のマスクで行ったのがいけなかった、失敗だった、といっている。うーん、これはきびしいなあ。その高機能マスクというの、Amazonでみたら30枚入りで2350円のもので、まぁ1枚80円ほどってかんじで値段的にはすごく割高というわけでもないのだけれど、すくなくとも医者ではない普通の人が全員使うというわけにはいかないだろう(供給量的な意味でも)し、しかし普通の人は普通に電車に乗ったりスーパーに行ったりするのに普通のマスクを使うわけで、それを失敗だったと言われるようだとちょっと気がめいるな。しかし、ふつうにかんがえて、症状を自覚し始めた日から「オミクロン株の標準的な潜伏期間」を逆算したら仕事日にあてはまらなかったことのほうをまず疑うという可能性はないのかしらとも考える。だって発熱外来というところは確実にウイルスの真っただ中なわけで、朝から晩まで厳しい感じの患者さんと対面して仕事をしているわけで、もちろんお医者さんやスタッフの人たちは万一にも感染しないように厳重な防護をしているのだけれど、しかし、それにしてもまずはそこを考えないんだろうかしら、とも考える。そのあたりはしかし、レターに書かれていないいろいろな根拠があって職場ではなくスーパーでの感染を推定しているのかもしれない。また、まぁ人は誰でも自分(やだれか)が災難にあう(あった)のは特に普段と違うミスをする(した)ときのせいで自分の普通は安全だ、と考えがちになるバイアス、というのはありそうで、お医者さんは職場の防護策のルーティンを疑うよりは普段と違うやり方でスーパーに行ったというエピソードを決定的に気にするだろうし、わたくしは私自身の日常と同じに見える部分を疑うよりは発熱外来のタフな職場の特殊性のほうを気にしたくなる、というわけだろう。…とこのくらいの湯加減で考えないと精神のバランスはなかなか回復しないってところはあるわけだが、ともあれ、わたくしはたぶんこれからも普通の(スーパーで売ってる50枚300円とかの)マスクを使って日常生活(電車に乗ったりスーパーに行ったり)を送るだろうなあと思う。値段的にはまぁ別に買えるのだけれど、しかし、いやまぁ、お医者さんにはお医者さんの職業があるように、こっちはこっちで、学生さんたちにマスクをしろ換気をしろとは言えるが医療用クラス3のマスクを欠かすなとは言いづらいわけで、ならば自分だけ助かろうともしづらいっていう心情もある。

1/28.
ニュースを貼り付ける。
「コロナ 5月8日に「5類」決定 マスク着用 個人の判断に」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cdba531992e55f6a2748730314661c4b337304bnews.yahoo.co.jp

岸田首相は27日、新型コロナウイルス感染症法上の位置づけについて、ゴールデンウィーク明けの5月8日に、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることを決定した。

岸田首相「5月8日から新型インフルエンザ等感染症から外し、5類感染症とする方針を確認しました」

岸田首相は、新型コロナの治療にかかる医療費の公費支援について、患者の負担が急激に増えないようにするため、期限を区切って継続する方針を示したうえで、3月末で期限を迎えるワクチン接種については、「必要な接種については、引き続き自己負担なく受けられるようにする」として、4月以降も継続する方針。

また、マスク着用については、「屋内・屋外を問わず、個人の判断にゆだねることを基本とする」と述べ、一律のルールは設けないとしている。

岸田首相は、「あらゆる場面で日常を取り戻すことができるよう、着実に歩みを進めていく」との方針を明らかにした。

うんざりだよなあ。
上にも再掲した通り、

自分が買ってつけてるマスクは目の前の人や社会の人々のためのマスク。
自分を守ってくれるマスクは目の前の人や社会の人々がつけてるマスク。

なわけである。
したがって、マスクをつけるかどうかの「判断」の内容は、「目の前の人や社会の人々を守るかどうか」であるはずだ。
新型コロナウイルスというのは、感染症であって、しかも、感染力が極めて強く(オミクロン株の基本再生産数の推定を平均9.5としている研究の紹介 https://pediatric-allergy.com/2022/08/07/omicron-variant/2/ )いまだにコントロールができていないものである。
えーとつまり、仮に「全く何も対策をしなければ」、自分が感染したら10人ぐらいに感染させる、というウイルスだ、という言い方もできるんじゃないかな。
なので、コロナ対策というのは、「公衆衛生」という枠組みで行われるべきだし、そのようにやってきたわけである。
で、その「目の前の人や社会の人々を守るかどうか」を、「個人の「判断」に任せる」とはどういうことなのかいなと思う。
その「個人」というのは、ちゃんと自分がどんな内容を「判断」することになるのか分かったうえで「判断」するのだろうか、と考えると、みんなができりゃあいいんだけれど、まぁなんというか、残念ながらそうはならんだろうなあと思う。自分が症状軽くて済むかどうかだけについて考量して「判断」するんだろうなあ。これは医学とか医療とかの問題ではなくて、「公」という水準でものを考える人間を作ることができなかったし、3年間かけてもけっきょくごく単純な科学的事実(だと思うんだけどなあ)を認めることができずに、ただたんに「お上の言うことを聞く/聞かない/お上の命令が緩んだら自分の欲が認められたとする」という次元でしか思考しない人間をつくることしかできなかったという、純粋に教育の失敗を目にしているんだろうと思う。

1/29.
マスクについて忽那医師の記事。冷静に情報提供すべしだなあ。ぼやいてもしょうがないよなあ。
「「個人の判断」に委ねられたマスク着用 着けるべき場面や状況についての考え方」
news.yahoo.co.jp

マスク着用を「個人の判断に委ねる」という政府の方針は正しいのか?
新型コロナの流行初期からマスクの着用については日本国内では義務ではなく、屋内での装着を「推奨」という位置づけでした。

ですので、個人の判断に委ねるというのは、これまでの方針と大きな齟齬はないのではないかと思います。

私自身は、各自がそれぞれの場面における感染リスクを理解し、マスクを着けるべき場面、着けなくてもよい場面が適切に判断できるようになることが重要であると思いますので、「5類になったら屋内のマスクは廃止」などとするよりは、こういった個人の判断を尊重するという政府の方針はとても良いことかと思います。

ただし、全ての人が適切にマスクを着ける場面、外す場面を理解することは難しく、どうしても個々人の理解には差が生じます。

また、人によって感染リスクの捉え方は様々であり、できる限り感染することを避けたいという人もいれば、ある程度の感染リスクを許容してでもマスクを外してのコミュニケーションを優先したいという方もいるでしょう。

マスクを着けたくても皮膚が荒れたりといった理由で着けられない方もいらっしゃいます。

この辺りは、人それぞれに考え方や事情が異なるところかと思いますが、マスクを着ける人、着けない人がお互いを尊重しながら緩和を勧めていくことが大事かと思います。

それでは、各自が自身の判断でマスクの着用について考えるためのポイントをいくつかご紹介したいと思います。
 
マスク装着は「周りに感染を広げないため」の感染対策
・・・
 
「海外ではマスクを外しているから日本も外すべき」は正しいのか
・・・


西浦先生のTweetをスレッドで。



1/31.
岡部先生の記事。
www.buzzfeed.com
なんとなくいつも当たりがマイルドな岡部先生。でも言ってる内容そのものは、もっと当たりの厳しいひとたちと特に違うことを言っているわけではないのだった。うーむ。このタイミングで、ひとびとが緩い空気感だけでなしくずし的に、雪崩を打って動くんじゃないかと、自分は不安に思ってるわけで、そういうときに、内容そのものは正しくても緩い空気感をメッセージとして出してしまうことにならんのかと、まぁ不安になるよなあ…。

2/19.
しばらく時間がたった。おおよそ全国的に感染は縮小しつつあり、また、縮小の勢いは小さくなってきているので高止まりと言えば高止まり、しかし、マスクを外せなり法的な位置づけを変えるなりの話は出ていて世間的には空気感的に「コロナは終わった」の空気感が目立っているように見える、というあたりが現状。数字を。「10万対発生数」をNHKのサイトから。東京68.13、大阪104.69、兵庫122.91、京都93.52、奈良116.12。東京が全国45位、京都が全国40位、というかんじで、東京も関西も、まぁ収まってきている。ちなみにこの第8波で上位を続けていた山陰が現在、島根216.35、鳥取210.15で1位と2位を独占している。まぁ、それにしたところで下がっては来ているのだけれど、下げ止まりが少し早いというか。人口10万人あたり100人だと、単純に1000人に1人という計算、暗数を多めに考えて仮に×10とすると100人に1人。このあたりの数字を自分としてどのぐらい気に掛けるか、ということではある。自分的には、まったく気にしなくていいとまでは感じられない。
さて、Buzzfeed岩永氏の記事。このタイミングで、この3年間にルーティン化してきた「感染対策」を総括して、必要なものをやりつづけつつ無意味なor費用対効果的にやらないほうがベターなものは省略を考えられるよう、仕分けしましょうという連続記事。
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