通勤電車で読む『事例で学ぶ統合失調症のための認知行動療法』。

認知行動療法関連の本をときどき見たくなるわけで、うすっぺらいとかなんとかいうイメージをですね、まぁいい意味で、まぁ持っているわけだけれど、まぁしかしこれは統合失調症のためのということで、また事例で学ぶということになっているので、ちょっとどうなるか見たくなったわけである。タイトルの通りたくさんのケース紹介からなる本だった。で、統合失調症というからには妄想とか幻聴とかを含むいわゆる統合失調症なんだなあという症状をもつ患者さん・クライアントさんが、まぁ入院したり薬を飲んだりもしつつ、そこに認知行動療法で介入して、まぁうまく症状を落ち着かせたり、あるいはたとえば妄想は強固に維持しているけれどそれをうまくやりすごして社会復帰できそうなところまでもっていくとか、困りごとに対処する方法をみつけるとか、まぁ認知行動療法だとこういうことをしますよというのを示している。それはまぁなるほどねえというかんじの納得感。