けっきょく多木浩二『死の鏡』を読んで過ごす。

例によってとばし読みなので目を通したぐらいなのだけれど、ロラン・バルト『明るい部屋』のネガティブ版みたいな写真論のようだ。

死の鏡―一枚の写真から考えたこと

死の鏡―一枚の写真から考えたこと

あとがきによれば、著者が「死の誘惑に取り付かれているのではないかともいわれた」というぐらいの、どんよりした本。