通勤電車で読む寺島靖国

某日。学校帰りに書店に入り、とりあえず帰りの電車のなかで読む本を探しているうちに何冊か買ってしまう。
そのなかで、2冊ほど入っていたのが寺島靖国
じつは、先日ここに、CMのジャズのことを書いて、マキシーン・サリヴァン等という名前がでてきて、知らなかったので、こういう知らない女性ヴォーカルは寺島靖国だろう、と手元の寺島本を参照したけど載ってなくて、しかし、ひさびさに手に取った寺島本の感触(?)は悪くなく、書店で文庫本の棚を眺めているうちに、欲しくなったという次第。

あいかわらずの文章で、なんとも「モノカキ」的に気取りたいけど気取れないけど気取りたい、みたいなヘキが見られなくもないけれど、しかし、気楽に読んでいるぶんには悪くない。相変わらずの断言癖も、何かをホメているときにはとても好感が持てる(悪口を言うときにもむやみに断言するヘキがあるので困るのだけれど)。ジャズという、形の見えない「音」について、ことばで表現しようというのだから、むつかしいはずなのだ。そこを、あの手この手を使って表現しようというのだから、それがうまくいったときには、とても楽しいことになる。
インターネット上にコラムのサイトがある。じゃなくて、あった、ということのようですね。過去の連載、ということになってますが。
アサヒコム「帰ってきた JAZZ Cafe」
http://www.asahi.com/offtime/jazz/