学生さんの下宿の相場はどのくらいなのか。

きのうの、東京都の私立大学生の仕送りがどうのこうの、苦しいのだ、という話。
私立大学の教職員組合の団体の調査ということで、どういう結果を出したいのか、と考えつつ、まぁ、昨日のエントリで引用した、2001年度調査の新聞記事への識者コメント

▼社会評論家・室伏哲郎氏 懸命にアルバイトして生活費を稼がなきゃいけない大学生に同情しますね。日本は非文化国家だから学問に対するケアがない。国は日の丸、君が代に神経使うなら、学生の生活のケアをすべき。

ちうのはさすがにもひとつピンと来ないわけだが、
どうなんでしょう、
もう一回引用。

仕送り額はバブル前の水準 私立大生の生活費わずか
バブル経済前の1987年の水準を下回り、月10万5000円まで減少、うち58・3%が家賃に費やされ、生活費はわずかであることが2日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の家計負担調査で分かった。
 家賃の平均額は過去最高の6万1300円となり、仕送りから家賃を引いた生活費は86年度の調査開始以来、最低の4万3700円。1日の生活費は約1450円で、アルバイトなしでは生活できない状況という。

1987年というとわたし自身が大学生だったんで、多少の実感はある。
京都で国立だったんで、東京の私立なら金がかかってそうだなあ、という気はする。
しかし私は当時、たしか8まんえんくらい送ってもらってて、ワンルームの家賃が込みこみで3まん7せんえんで、引き算すると4まん3ぜんえん、おお、ちょうど現在の東京の私大生の調査と同じことになるやん。ていうか、わたし自身はそれでバイトせずに生活してましたが、
まぁ、
第一に、当時は男でワンルーム住まいはめずらしかったんで、風呂なしが普通やった気はする。で、2万円台とか1万円台とか。
第二に、1日の生活費1450円あったら、学生なら楽勝で生活できると思う。
第三に、バイトをひとつやっても、生活費を少し補うぐらいなら、時間をさほどとられないんじゃないのか。

というわけで、全体的に言うと、生活が苦しくなったというより、お金の使う方向性が変わっているんじゃないか、とか。

東京の学生マンション検索「東京学生情報センター」
http://202.222.16.53/%7eeiki-net.co.jp/index.html
大学生協の調査
http://www2.univcoop.or.jp/alacarte/waynow/
成蹊大学の調査
http://www.seikei.ac.jp/university/gakuse/jittai.html
大阪府立大の学生さんのレポートのアンケート
http://agrres.envi.osakafu-u.ac.jp/anke-to.html
関西大学の調査
http://www.kansai-u.ac.jp/gakusei/folder_6/h13/h13.html