大卒6人に1人「ニート予備軍」 文科省調査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050811-00000003-san-soci

今年三月に四年制の大学を卒業した五十五万人のうち、フリーターを含めて就職をせず、大学院や留学など進学もしない大卒者が九万八千人に達していることが、文部科学省がまとめた学校基本調査速報で十日、分かった。文科省は九万八千人すべてをニートと結びつけることは否定しつつも「相当数がニートである」としており、大卒者の六人に一人(17・8%)が「ニート予備軍」にあたるといえそうだ。
 調査結果によると、今春の大卒者は五十五万千十六人。このうち(1)「就職者」三十二万九千四十五人(2)「大学院等への進学者」六万六千百八人、(3)フリーターなど「一時的な仕事に就いた者」一万九千五百七人−など六つの区分に分け、区分外の「進学も就職もしていない」層を全体の17・8%となる九万八千一人と算出。大卒者全体の五・六人に一人が就職も進学もしない結果となった。
 ニートは一般的には「就職も進学もしない若者」との定義が広く浸透し、「若年無業者」と置き換えられたり、無気力な若者の代名詞ともなっている。しかし、もともとは「Not in Education, Employment or Training」の略で「就職、進学、求職活動をしていない人」との意味。厚生労働省が「若者の人間力を高める国民会議」に示した資料には「年齢十五−三十四歳で求職活動、通学、家事をしていない者」として六十四万人(十五年)と推計している。
 ところが、同省がまとめた労働経済白書ではさらに、「卒業者かつ未婚」と限定して五十二万人と発表するなど定義と把握数がまちまちの状況だ。
 文科省は今回の九万八千人について、「家事手伝いや求職活動をしても仕事に就いていない層、例えば就職浪人も含まれており、すべてがニートとはいえない」と強調しながら、「ニートが含まれているのは間違いない」と分析している。
産経新聞) - 8月11日3時1分更新

なんでもええけど、

「家事手伝いや求職活動をしても仕事に就いていない層、例えば就職浪人も含まれており、

というのであれば、

すべてがニートとはいえない」

のは理の当然、であるのだから、

と強調しながら、「ニートが含まれているのは間違いない」と分析している。

というのは、分析もへったくれもないように見えなくもないです。
ニート」なんて、定義のしかたとレッテルの貼り方の問題なので、記事中にもあるように、「ニート」の人数なんて、さじ加減でどうにでもなるようなもんやろう。
なので、卒業後に進路が決まっていない子が10万人もおれば、その中にすくなくとも一人以上「ニート」に当てはまるように定義する、ということは、まぁ、可能なのは間違いないわけで、だから、「ニートが含まれているのは間違いない」と言うことはなんぼでもでけるやろうけど、そのことじたいだけをとりあげるならば、分析でもなんでもないです。
なんなんやろ? なんかよくわかんない。