<博報堂生活総合研究所の生活予報2006>放電コミュニケーション―自己を活性化する生活者たち― 2割以上の生活者が「ブログ、SNS、HP更新をする」時代に

http://www.hakuhodo.co.jp/news/2005/20051214_0.html

2005年12月14日
博報堂生活総合研究所の生活予報2006>
放電コミュニケーション
―自己を活性化する生活者たち―
2割以上の生活者が「ブログ、SNS、HP更新をする」時代に
 
 博報堂生活総合研究所では、1981年から年末に翌年以降の生活者動向を発表しています。このたび、その25冊目にあたる2006年版生活予報を発行する事になりました。今回の生活予報では、情報社会の進展によって生まれつつある新しいコミュニケーション形態とそれを活用する人々の生活に焦点をあて、キーワードとして「放電コミュニケーション〜自己を活性化する生活者たち」を提案しています。
 インターネットや携帯電話の普及に伴い、生活者の情報環境はこの10年の間に大きく変わってきました。それまでは、マスメディアから一方的に情報を受け取るだけだった生活者が、ホームページを通じて情報発信したり、メールによって双方向コミュニケーションすることが可能になりました。今回当研究所が調査したところ、いまや「テレビ・人・パソコン」が生活者の3大接触メディアになっていることがわかりました。
 そして、ホームページは生活者からの一方的な発信であり、メールは1対1を基本とするコミュニケーション形態でしたが、昨今現れたブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)といった新しいコミュニケーションツールでは、ついに「生活者が世の中と双方向」にコミュニケーションすることができるようになりました。
 今回、博報堂生活総合研究所では、ブログやSNSといった新しいコミュニケーションツールを活用して生まれている「生活者と世の中の双方向コミュニケーション」が、これまでのコミュニケーションとは違う性格を持っていることに着目し、この新しいコミュニケーション形態を「放電コミュニケーション」と名づけました。また、調査の結果、「放電コミュニケーション」を行っている「放電生活者」が新しいコミュニケーション回路を持つことで、生活そのものを活性化させていることも、わかりました。 今後企業は、この「放電コミュニケーション」の仕組みをうまく活用して、「生活者」と「企業」との間の「放電コミュニケーション」を構築することを考える必要があるといえます。
 今回の生活予報では、この「放電コミュニケーション」を取り巻く情報環境についても調査し、次のような生活者の様子が浮かびあがりました。
 
 「テレビ」、「人」、「パソコン」が3大接触メディアになってきている。
 ブログ・SNSの記入や、ホームページの更新をしている「放電生活者」は22.1%。
 情報化が進展した社会のイメージは「明るく」「楽しく」「便利」だが「人間関係が 希薄になり」「不安」。
 
 また、情報化社会に対するイメージの男女や年代による差の分析から、将来の情報化社会のイメージとそこから想定される新しい生活者像もキーワードでご紹介しています。
ニュース詳細(PDFファイル)
http://www.hakuhodo.co.jp/news/pdf/20051214.pdf