通勤で読んだ『日本を滅ぼす教育論議』、学生に薦めよう。

日本を滅ぼす教育論議 (講談社現代新書)

日本を滅ぼす教育論議 (講談社現代新書)

一ヶ月いじょう前に買っていて、でもタイトルがあざといので後回しにしていたのだけれど、学生に薦める本を選ぶ時期になり、ちょうど通勤電車でごいっしょした先生に、「いまこんなの物色してるんですけど」とかばんの中から何冊か取り出してお見せしたら、「あ、これ読んだ、おもしろかったですよ、すぐ読めるから学生さんに読ませるのにいいと思う」という情報を得て、それならと元気付いて読み始めた。
で、たしかに、いい。
著者は文部科学省にいた経歴のあるかたで、日本の教育にはマネジメントの発想がない!ていうか、そもそも日本にマネジメントの発想がない!よく「日本人は「リスクマネジメント」が苦手」なんていわれるが、そもそもマネジメントの発想がないんで、リスクのときにそれが露呈するってだけだ、
みたいな話がツカミ。おもしろそうでしょう?