学習指導要領に「安全教育」必修に

http://eri.netty.ne.jp/educationnews/2006_03.htm#20_02

文部科学省は19日、これまで各校の判断に委ねていた「安全教育」を小学校などで必修とすることを検討する方針を固めた。子どもを標的にした犯罪の多発を受け、子どもの危険回避能力を身につけさせることが目的。今後の学習指導要領改訂に向けて近く開かれる中央教育審議会文科相の諮問機関)の教育課程部会に検討を指示する考え。指導要領に明記されれば、実施が事実上義務づけられることになり、「社会」の時間などに授業が行われることになりそうだ。
[2006年3月20日付 YOMIURI−ON−LINEより要約]

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20060320ur02.htm

「安全教育」必修に…文科相が検討表明
 文部科学省は19日、子どもを標的にした犯罪の多発を受け、犯罪から子どもが身を守るための「安全教育」を小学校などで必修とすることを検討する方針を固めた。

 小坂文部科学相が同日、岐阜県大垣市で開かれたタウンミーティング後の記者会見で表明した。

 文科相は記者会見で、「子どもに危機回避能力を身につけさせることが必要な時代になってきた。今後の学習指導要領(の改訂)で『安全』というものを検討する」と述べた。指導要領改訂に向けて近く開かれる中央教育審議会文科相の諮問機関)の教育課程部会に検討を指示する考えだ。

 「安全教育」は、犯罪の多い場所を示す「地域安全マップ」作りなどを行っている学校もあるが、実施するかどうかや実施の方法は各校の判断に委ねられている。指導要領に明記されれば、実施が事実上義務づけられることになり、「社会」の時間などに授業が行われることになりそうだ。

 学習指導要領 全国的に一定の教育水準を確保するため、国が学校で編成、実施される教育課程について設けている大綱的な基準で、教科書はこれに沿って作成される。文部科学省は2006年度中にも全体を改訂する方針を示しており、中央教育審議会の教育課程部会で議論が進んでいる。

(2006年3月20日 読売新聞)

ふむ。
「子どもを標的にした犯罪の多発」ってのについては、いま検索かけたら、さしあたり『平成17年版 青少年白書』ってのがでてきた。
http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h17zenbun/pdf/ymp0102_02.pdf
うーん、ていねいに見たいとこではあるね。
ま、それはそれとして、
危機回避能力、などというものを学校教育でどう教えるのかわからんけど、
とりあえず「犯罪の多い場所を示す「地域安全マップ」作り」ってのはおもしろいかもしれんよ。本気で取り組む気があればねえ。犯罪って、たとえば階層問題とか絡んでくる可能性があるわけで、それをまっすぐとりあげて本気で子どもたちといっしょに考える授業っていうのは、いみあるかもしれない。可能かどうかはともかく。