翻訳本↑を読みつつ、これをゲームにしたら面白いかなと思いつく。
5人ひとくみくらいで、テキストはたとえば『PEANUTS』ぐらいの単純な漫画とか、単純な小話とかで、英語力云々というより、場面全体から言葉をよみとってそれを日本語で上手に表現する、みたいなかんじに。
A peanuts book featuring Snoopy (1)
- 作者: チャールズ M.シュルツ,谷川俊太郎,Charles M. Schulz
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1990/09/01
- メディア: 新書
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で、それを、たとえば時間を決めてやって、たとえばチーム対抗にして最後に答えあわせをかねて発表会みたくすると、ゲーム的なグループワークになるんじゃないか、と。
準備としては、だから、もとのテキストを用意して、あと、単語の辞書的な意味とか構文とかはかなり丁寧に最初から提示しておく、と。あくまでも、英語力云々ではなくて翻訳の面白さそのものみたいなところを、協働作業で、しかもダイアローグを実演とか、いろいろ役を入れ替えたりしながらしっくりくるセリフを探したりしながら、決めていく、というところを主眼にすると、おもしろくやれるんやないやろうか。自分で演じると、役のキャラクターと自分のキャラクターの重なりや違いも見えてくるし、役を入れ替えたりしながらやると、グループの中で誰がどのキャラクターがいちばんしっくりくるみたいなこともみえてくるかもしれん(たとえば誰がチャーリー・ブラウンで誰がルーシーで、とか)。
『PEANUTS』であれば、谷川訳があるわけで、最後にそれと自分たちの訳とを比べてもいい。そうすると、翻訳に、訳者の色がなんとなく出てくる、というのも感じられるかもしれないし、しかし、いちおうもとのテキストという「正解」があるので、好き勝手バラバラな「個性の表現」みたいになって収拾がつかなくなる、ということもないだろうし、あんがい自分たちの訳のがしっくりくるじゃん、と自信になるかもしれないし、うまい着地点がみつかるような気はする。